弁護士が語る中国ビジネスの勘所 (KINZAIバリュー叢書)

弁護士が語る中国ビジネスの勘所 (KINZAIバリュー叢書)

定価:2,090円(税込)

編・著者名:金藤 力[著]

発行日:2020年01月21日

判型・体裁・ページ数:四六判・並製・264ページ

ISBNコード:978-4-322-13517-6

書籍紹介

ビジネスの現場で出会う、
中国と日本の違いとは?

●中国でのビジネスを展開しようとするビジネスパーソン必読!
●上場企業のインハウスローヤーとして中国関連の業務を経験したのち、法律事務所でさまざまな企業の中国案件に携わる著者が、自身の経験に基づき中国の実情を語る。
●随所にコラムを交えながら、ビジネスの実際に即して中国の法制度がどのように機能しているのかをわかりやすく紹介。
●「契約」に関する理解・考え方の違い、中国特有の労務問題やキャッシュレス化の現状、撤退・会社清算時に直面するリスクなど“急所”を把握できる1冊。

主要目次

第Ⅰ部 経営戦略
第1章 進出と展開の段階
1 進出形態/2 柔軟性あるモデル/3 提供できる「価値」/4 政府機関との「関係」
コラム① 「ご縁」を生かす
第2章 マーケティング
1 中国市場でのポジショニング/2 自社の「強み」を伸ばす/3 「強み」とマーケティング/4 全体最適の実現
コラム② 「転売ヤー」からみえる市場
第3章 財務・会計
1 「継続企業の前提」/2 P/LよりもCFを重視/3 「正しい決算」かどうか/4 解散・清算を伴わない撤退/5 自社の子会社のことを知る
第Ⅱ部 契約・交渉
第1章 契約締結の後が正念場
1 履行の過程こそ大切に/2 「契約」を破る自由
コラム③ 「見積無料」にはご注意/④ 少し渋めの顔で
第2章 内容よりも、「だれと」契約するか
1 国家企業信用情報公示システム/2 中国執行情報公開ネット/3 中国の個人の身分証
コラム⑤ RFP(見積依頼書)が大切
第3章 予測の幅を広くしておく
1 支払期限に関する「常識」/2 似て非なる印鑑文化
第4章 グループ企業間契約
1 目的も用途も異なる/2 貿易通関と関税納付の場面で/3 税務調査の場面で/4 契約書の書き方一つで送金トラブルに
第Ⅲ部 企業・取引制度
第1章 外資系企業に関する制度
1 設立・変更に関する規制/2 合弁会社には「離婚危機」も/3 企業国有資産譲渡/4 不確実性の所在と対策
コラム⑥ 申請は午後3時以降に
第2章 中国企業のよしあし
1 資産ではなく「資格」でみる/2 企業の生死の境目があいまい/3 「国有企業は破産しない」?/4 個人の破産制度
コラム⑦ オーナーの危険な行動
第3章 違いに注意すべき各制度
1 「発票」制度/2 品質保証・瑕疵担保責任の違い/3 不動産取引の安全/4 賃借物件に関する誤解
コラム⑧ 増値税発票の虚偽発行
第Ⅳ部 組織・人事
第1章 会社の管理
1 不良資産の蓄積/2 現地法人に寝ている資金
第2章 組織・人事の管理
1 組織としての発展段階/2 人と歴史の違い/3 「キーマン」が重要に/4 賃金・評価制度のアレンジ/5 柔軟な人材活用のために/6 日常の積上げがルールになる/7 退職時の法定退職給付(経済補償金)/8 従業員の退職時の手続
コラム⑨ 病欠理由も多様化?
第Ⅴ部 IT
第1章 日本と中国を跨ぐIT活用
1 社内ITネットワークの構成/2 日本側からサポートしやすい構成/3 ネットワーク遮断の対策
第2章 ソフトウエアの地位の転換
コラム⑩ 情報と実務の時間差
第3章 キャッシュレス社会・中国
1 ネットバンキングでの誤送金/2 カードの不正利用
第4章 言葉の壁を超える「翻訳」
コラム⑪ 翻訳と、夜のトラブルと……

著者紹介

金藤 力(かねふじ ちから)
1975年大阪生まれ。1998年京都大学法学部卒業、2000年弁護士登録。大阪の法律事務所で国内訴訟業務に携わり、その後、2003年から京都の上場企業法務部において企業法務の経験を積んだ後、2008年に弁護士法人キャストに参画。2010年から上海、2014年から北京に赴任し、法務・会計・税務までワンストップでのコンサルティングサービスを提供している。現在は大阪在住。2018年中小企業診断士試験合格。弁護士・中小企業診断士。