定価:2,530円(税込)
編・著者名:潮見 佳男[著]
発行日:2019年06月13日
判型・体裁・ページ数:A5判並製あじろ綴じ・216ページ
ISBNコード:978-4-322-13462-9
改正相続法を条文ごとに理解する
好評既刊『民法(債権関係)改正法の概要』の相続版
●関連する家事事件手続法と新法の遺言書保管法も解説
●法制審議会の審議と資料をベースにした簡明な内容
第1部 民 法
共同相続における権利の承継の対抗要件/相続分の指定がある場合の債権者の権利の行使/特別受益者の相続分/遺産の分割前に遺産に属する財産が処分された場合の遺産の範囲/遺産の分割の協議または審判等/遺産の分割前における預貯金債権の行使/自筆証書遺言/秘密証書遺言/普通の方式による遺言の規定の準用/遺贈義務者の引渡義務/遺言執行者の任務の開始/遺言執行者の権利義務/遺言の執行の妨害行為の禁止/特定財産に関する遺言の執行/遺言執行者の行為の効果/遺言執行者の復任権/撤回された遺言の効力/配偶者居住権/審判による配偶者居住権の取得/配偶者居住権の存続期間/配偶者居住権の登記等/配偶者による使用および収益/居住建物の修繕等/居住建物の費用の負担/居住建物の返還等/使用貸借および賃貸借の規定の準用/配偶者短期居住権/配偶者による使用/配偶者居住権の取得による配偶者短期居住権の消滅/居住建物の返還等/使用貸借等の規定の準用/遺留分の帰属およびその割合/遺留分を算定するための財産の価額/贈与の価額の算入/負担付贈与と不相当な対価をもってした有償行為/遺留分侵害額の請求/受遺者または受贈者の負担額/遺留分侵害額請求権の期間の制限/遺留分の放棄/特別の寄与 ほか
第2部 家事事件手続法
特別の寄与に関連する改正/遺産の分割前における預貯金債権の行使に関連する改正/遺言執行者の権利義務に関連する改正/遺留分を算定するための財産の価額に関連する改正
第3部 経過措置(附則)
施行期日/民法の一部改正に伴う経過措置の原則/共同相続における権利の承継の対抗要件に関する経過措置/夫婦間における居住用不動産の遺贈または贈与に関する経過措置/遺産の分割前における預貯金債権の行使に関する経過措置/自筆証書遺言の方式に関する経過措置/遺贈義務者の引渡義務等に関する経過措置/遺言執行者の権利義務等に関する経過措置/撤回された遺言の効力に関する経過措置/配偶者の居住の権利に関する経過措置/家事事件手続法の一部改正に伴う経過措置
第4部 法務局における遺言書の保管等に関する法律
前注―本法の趣旨
趣旨/遺言書保管所/遺言書保管官/遺言書の保管の申請/遺言書保管官による本人確認/遺言書の保管等/遺言書に係る情報の管理/遺言書の保管の申請の撤回/遺言書情報証明書の交付等/遺言書保管事実証明書の交付/遺言書の検認の適用除外/手数料 ほか
資 料
【要綱順】民法の一部を改正する法律案要綱と改正条文の対照表/【条文順】民法の一部を改正する法律案要綱と改正条文の対照表/家事事件手続法の一部を改正する法律案要綱と改正条文の対照表/民法(相続関係)部会の資料等一覧
一橋大学教授 石田 剛
神戸大学教授 窪田 充見
甲南大学教授 冷水 登紀代
近畿大学教授 下村 信江
早稲田大学教授 白石 大
立教大学教授 前田 陽一
増田・飯田法律事務所 弁護士 増田 勝久
関西大学教授 村田 大樹
東北大学教授 吉永 一行
関西学院大学教授 渡邊 力