食料農業の法と制度

食料農業の法と制度

定価:2,420円(税込)

編・著者名:井上 龍子[著]

発行日:2018年06月26日

判型・体裁・ページ数:四六・並・248ページ

ISBNコード:978-4-322-13276-2

書籍紹介

日本の食料生産・流通をめぐる課題と 規制の全体像を読み解く!

■食料農業に関係する制度の土台となっている食料・農業・農村基本法、食品安全基本法、行政組織とその今日的な課題を解説。
■農地法、農協、金融・保険、土地改良など農業経営を支える制度を解説。
■米麦から畜産物・野菜・大豆・砂糖・でん粉にわたる農業生産を支援する制度を解説。経営所得安定対策も紹介。
■農産物の安全を守るための生産工程管理、植物防疫・家畜衛生、農薬や肥料・飼料に対する規制と有機農産物を解説。
■卸売市場、商品先物取引、食品の規格・表示など流通消費に関する制度も解説。
■ゲノム編集技術や遺伝子と遺伝資源をめぐる法的な議論を紹介。

「耕作放棄地」「バター不足」といった問題はなぜ発生するのか?
農協、農業者、弁護士やマスコミ関係者、食生活の現実に疑問をもつ消費者にとって必須のポケットブック!

主要目次

第1章 食料農業の現状と制度の土台
世界と日本の食料事情
日本の農業を取り巻く事情
食料・農業・農村基本法
食品安全基本法
行政組織
第2章 農業経営を支える制度
農地法等
農  協
農業金融
農業保険
土地改良
第3章 農業生産を支援する制度
経  緯
 米
 麦
畜産物
野  菜
大  豆
砂  糖
でん粉
経営所得安定対策
第4章 農産物生産過程の安全に関係する制度
植物防疫
家畜衛生
農  薬
肥  料
飼  料
農産物の生産工程管理と有機農産物
第5章 農産物食品の流通消費の制度
卸売市場
商品先物取引
食品の規格と表示
食品衛生
放射能と食品
第6章 農業食品の技術開発と知的財産権
技術開発に関する政府の枠組みと農林水産業
地球環境変化と農林水産分野の技術開発
遺伝子組換え技術、ゲノム編集技術と法的枠組み
知的財産に関する政府の枠組みと育成者権
種子をめぐる問題
遺伝子と遺伝資源をめぐる議論