KINZAIバリュー叢書 ゴールベース法人取引

KINZAIバリュー叢書 ゴールベース法人取引

定価:1,650円(税込)

編・著者名:髙橋 昌裕[著]

発行日:2018年06月26日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・176ページ

ISBNコード:978-4-322-13273-1

書籍紹介

これが究極の「顧客本位」のビジネスモデルだ!

ゴールベース法人取引とは、地域金融機関が組織をあげて、企業経営者の目指す「ゴール」を理解し、その実現に向けて一緒に考え、長期的に寄り添うこと。

現在の営業実態と乖離するこの理想論の実践を通じて、真の「メインバンク」に近づき、かつ収益の裏付けがある持続可能なビジネスモデルとするためのステップを、先駆的事例を交えて詳解する。

主要目次

第Ⅰ部 ゴールベースアプローチとは何か
第1章 大志を掲げる企業
第2章 ゴールベースアプローチの必要性
 1 だれもが『ゴール』を意識している
 2 ゴールベースアプローチ
 3 法人取引でのゴールベースアプローチ
 4 地域金融機関の生命線
第3章 金融行政との整合性
 1 金融行政の大きな方向性
 2 ゴールベース法人取引流の解釈
 3 目指すは「心のメインバンク」
第Ⅱ部 ゴールベースアプローチで行うこと
第4章 優れた企業の要件
 1 優れた企業が考えている六つの要素
 2 「ココロ」――経営理念・ビジョン・バリュー
 3 「カラダ」――ビジネスゴール・戦略・戦術
 4 どの業界にも通じること
第5章 ゴールベースアプローチによるサポート
 1 取引先の『ゴール』に寄り添ってきたか
 2 地域金融機関のもつ力
 3 「ココロ」の理解と検討支援
 4 「カラダ」の理解と検討支援
 5 財務戦略の構築と実行支援
 6 長期的な視点で寄り添う
 7 どんな企業にもゴールベースアプローチで寄り添える
第Ⅲ部 ゴールベースアプローチの実行に向けて
第6章 営業実態とのギャップ
 1 ゴールベースアプローチは理想論か
 2 やらないといけないこと
 3 やりたいこと
 4 応援したい企業・経営者をもとう
第7章 実行のための体制整備
 1 必須の対応事項
 2 実行の障壁を乗り越える
 3 エール企業制度の提案
補 論 ゴールベースアプローチによる金融機関経営

著者のプロフィール

高橋 昌裕 (たかはし まさひろ)
BRAVEYELL株式会社 代表取締役 兼 A.T. カーニー株式会社 アソシエイテッド・コンサルタント経営コンサルタント。
大学卒業後、生命保険会社を経てA.T. カーニー株式会社に入社。主に地域金融機関向けに幅広いテーマのコンサルティングを手掛ける。2018年、A.T. カーニーとはアソシエイテッド・コンサルタントとして関係を続けながら独立し、BRAVEYELL株式会社を設立。著書に『ザ・地銀──構造不況に打ち克つ長期ビジョン経営』『実践! 「現場営業力」強化セミナー』(いずれも金融財政事情研究会)がある。