地方銀行のコーポレートガバナンス戦略

書籍紹介

地方銀行にとって最適な機関設計、企業統治のあり方とは何か？

■平成30年６月１日に改訂されたCGコードに基づく機関設計から、監査等委員会設置会社への移行の実務、地域社会など株主以外のステークホルダーとの対話、会計監査人との付き合い方まで地方銀行の実情に沿って解説。
■現在法制審議会で審議されている「社外取締役の活用」や「取締役の報酬」など会社法の改正動向や将来的な課題についても言及。
地方銀行の役員・総務部・監査部職員必読

主要目次

序　章　社外取締役である監査等委員の独白
第１章　コーポレートガバナンス入門
１　コーポレートガバナンスとは
２　金融庁および証券取引所によるコーポレートガバナンスの整備
第２章　コーポレートガバナンスに対応する機関設計
１　総　　説
２　監査等委員会設置会社
３　監査役会設置会社
４　指名委員会等設置会社
第３章　地方銀行のコーポレートガバナンス戦略
１　地方銀行のコーポレートガバナンス戦略
２　地方銀行のコーポレートガバナンス戦略の実践
第４章　ステークホルダーとの対話
１　機関投資家との対話
２　一般株主に応える
３　その他のステークホルダーと向き合う
第５章　会計監査人との付き合い方
１　総　　説
２　会計監査人の選任、解任
３　監査計画と監査報酬
４　監査法人の組織的な運営に関する原則（監査法人のガバナンス・コード）
５　会計監査の改正に向けた議論
第６章　コーポレートガバナンス・コード対応
１　株主の権利・平等性の確保
２　株主以外のステークホルダーとの適切な協働
３　適切な情報開示と透明性の確保
４　取締役会等の責務
５　株主との対話
第７章　銀行法および監督指針とコーポレートガバナンス
１　銀行法
２　監督指針等の金融行政
終　章　某地方銀行頭取の独白

著者略歴

香月　裕爾（かつき　ゆうじ）
小沢・秋山法律事務所弁護士
昭和33年生まれ。56年３月明治大学政治経済学部経済学科卒業。62年司法試験合格、平成２年４月弁護士登録（東京弁護士会）
主要著書
『Q＆Aよくわかる高齢者への投資勧誘・販売ルール』（金融財政事情研究会）
『アパートローンのリスク管理』共著（同上）
『金融機関のコンプライアンス・オフィサーQ＆A』（同上）

杉山　大幹（すぎやま　ひろみき）
昭和33年生まれ。56年３月明治大学経営学部卒業。同年４月青森銀行入行。平成25年６月執行役員営業統括部長。27年６月取締役、弘前地区統括委嘱。28年６月取締役監査等委員。30年６月同行取締役退任、あおぎんカードサービス株式会社代表取締役社長就任

古川　綾一（ふるかわ　りょういち）
小沢・秋山法律事務所弁護士
昭和59年生まれ。平成19年３月東京大学法学部卒業。早稲田大学大学院法務研究科修了。23年12月弁護士登録（東京弁護士会）