独禁法・景品表示法・下請法

独禁法・景品表示法・下請法

定価:3,300円(税込)

編・著者名:野口 文雄[著]

発行日:2018年03月29日

判型・体裁・ページ数:A5・並・376ページ

ISBNコード:978-4-322-13258-8

書籍紹介

ある日突然の立入や「お話を伺いたい」という電話で始まる違反調査
― あなたならどうしますか? ―

大企業だけではありません。数の上では中小企業の摘発事例のほうが多いのです。

◆カルテルや談合の具体例を例示し、どのように調査され処分されるかを解説
◆総代理店契約や並行輸入妨害、抱き合わせ販売などを平成29年改正の流通・取引慣行ガイドラインをふまえて説明
◆不当表示・過大景品など景品表示法や下請法にも言及

「この業界に入った時からそうだった」「業界でまとまっていくのが当然だと思っていた」という大企業の方、社内教育が十分でなく無防備な中小企業の方、必読。

主要目次

第1章 競争制限に対する規制
独占禁止法の目的とあらまし/違反するとどうなるか?/公正取引委員会とは? など計9問
第2章 カルテル
価格についての情報交換/お互いの商権の尊重/価格決定権のない者による値上げ合意/カルテルに対する排除措置/カルテルに対する課徴金 など計14問
第3章 談  合
入札談合の正当化理由?/受注意欲の情報交換/談合を続けるリスク/入札談合に対する排除措置・課徴金 など計12問
第4章 コンプライアンス
内部通報手続とコンプライアンス/競争業者との接触の原則禁止 など計4問
第5章 再  販
再販売価格の拘束─販売業者間のカルテル/再販売拘束で違法とならない場合/ジョイントベンチャーに対する価格指示 など計7問
第6章 流通・取引慣行
自己の競争者との取引の制限/インターネット販売の制限/総代理店契約/流通・取引慣行ガイドラインの平成29年改正 など計11問
第7章 不当廉売
1円入札/当社製品が不当廉売 など計3問
第8章 優越的地位の濫用
優越的地位の濫用の具体例/取引条件の一環ではないか? など計4問
第9章 企業結合
企業結合の規制/競争力強化のための大型合併 など計5問
第10章 不当表示・過大景品
不当表示と認定されるとどうなるか?/抽選で景品を提供する企画/消費者庁から表示の根拠を求められたらどうするか?/不当表示をしないために気をつける点/不当表示に課徴金がかかったケース など計16問
第11章 下請取引
下請法で気をつけるべき点/親事業者の義務/下請法の対象になる取引/下請法違反になったら?/発注書面に何を書くか? など計16問

著者略歴

野口 文雄(のぐち ふみお)
昭和54年4月公正取引委員会事務局入局。
審査管理官、取引部長、審査局長を歴任。
平成26年退官。