定価:1,650円(税込)
編・著者名:都井 清史[著]
発行日:2018年03月13日
判型・体裁・ページ数:四六・並製・248ページ
ISBNコード:978-4-322-13253-3
好評を博した、都井版「財務三表の見方」をさらにパワーアップ!!
◆本書は、銀行、信用金庫、信用組合、リース会社の役職員など決算書を利用して会社の信用や業績を評価することを職務にするビジネスマンのために、長年、決算書の仕組みや読み方を解説してきた著者の仕事の集大成である。
◆その特徴は、実際の企業の活動をふまえて、それが貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書の各勘定科目にどのように反映されるのかを簡潔に説明するとともに、粉飾に利用されやすい会計のメカニズムを実例に則して解説する点にある。
◆増補改訂にあたっては、初版が世に出た2011年以降に出現した新たな粉飾事案をフォローアップし、粉飾決算が貸借対照表と損益計算書にそれぞれどのような影響を与えるか、両者はどのような関係にあるかを明らかにする記述を加えた。また、粉飾の「動機」をなす中小企業の実態、その決算書への反映をつまびらかにするコラムも多数掲載している。
Ⅰ 貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書と株主資本等変動計算書
1 貸借対照表
2 損益計算書
3 キャッシュフロー計算書
4 株主資本等変動計算書
Ⅱ 利益の捻出は問題会社、利益の抑制は優良会社
1 利益の捻出について
2 利益の抑制について
3 決算書の注記をみる
4 重要な会計方針の変更
Ⅲ 中小企業の会計指針について
コラム
○粉飾のパターンの整理
○資産とは何か、負債とは何か
○「のれん」の資産性(資産価値)について
○減価償却について
○会社・役員間取引、会社・従業員間取引について
○利益・損失の付替えについて
○共謀による不正支出について
○貸借対照表の実践的な見方
○内部統制とその限界について
○キャッシュフローと新しい会計基準の関係
○キャッシュフロー計算書について
○経過勘定から会社の業績を知る
○法人税法の本音と会社法の本音
都井 清史(とい きよし)
1960年3月1日生まれ(兵庫県伊丹市出身)
1983年神戸大学経営学部会計学科卒業
1988年公認会計士都井事務所を設立
2005年税理士登録
[著書]
『コツさえわかればすぐ使える粉飾決算の見分け方(第3版)』
『中小企業のための種類株式の活用法――会社法で変わる事業承継対策』
(以上、金融財政事情研究会)
『図解 超わかるキャッシュ・フロー(第2版)』(銀行研修社)
『新公益法人の会計と税務』(学陽書房)
『新公益法人の制度・税務・会計』(学陽書房)