金融市場のための統計学

金融市場のための統計学

定価:2,640円(税込)

編・著者名:若林 公子[著]

発行日:2018年04月27日

判型・体裁・ページ数:A5・並・308ページ

ISBNコード:978-4-322-13247-2

書籍紹介

外資系金融機関の人気講義をテキスト化!
「金融市場の現場で統計学がどのように利用されているかよくわかった」
「目から鱗。これまで単に丸暗記していた公式の真の意味が理解できた」
「あの複雑な式は、実は標準化しているだけなんだ!」

  • マーケット現場における豊富な利用例とともに、統計学⇔実務の関係を丁寧に解説。
  • 各章は以下の構成
    (i) [統計学]の解説
    (ii) [実務における利用例]の解説
    (iii) 数学的補足
    (iv) 練習問題
    (v) 練習問題の解答
  • 数学レベルは、「文系バンカー」の読者を想定。式の変形等の途中経過を省略せずに記載。本文中の数学的記述は、高校で文系進学者が学習する内容にとどめ、グラフ、図表による説明を充実。
  • やや高難度の[数学的補足]も、原則として式の変形過程を省略せずに記載する等、わかりやすさを重視。
  •  質問形式の解説や、各章末の[練習問題]で、読者自身の考察を促す。
  • 専門用語には、すべて英単語を併記。世界標準の統計学上の記号の理解や、英語文献等の閲読を助ける。
  • 金融機関の営業部門、トレーディング、リスク管理、法務、コンプライアンス、一般のシステム開発、決済業務etc.金融業務に携わる幅広い人たちにおすすめの一冊。

主要目次

第1章 度数分布表、ヒストグラム、データの「中心の尺度」と「散らばりの尺度」
1-1 度数分布表とヒストグラム
1-2 母集団と標本、その他用語の整理
1-3 中心の尺度
1-4 散らばりの尺度
1-5 実務における利用例
1-6 数学的補足
1-7 練習問題
1-8 練習問題の解答
第2章 確率変数、確率分布、「中心の尺度」と「散らばりの尺度」
2-1 確率変数と確率分布
2-2 確率変数の期待値
2-3 確率変数の分散と標準偏差
2-4 確率変数の標準化とZスコア
2-5 実務における利用例
2-6 数学的補足
2-7 練習問題
2-8 練習問題の解答
第3章 正規分布
3-1 正規分布の定義
3-2 正規分布の特性
3-3 標準正規分布
3-4 実務における利用例
3-5 数学的補足
3-6 練習問題
3-7 練習問題の解答
第4章 歪度と尖度
4-1 歪  度
4-2 尖  度
4-3 標本の歪度と尖度
4-4 実務における利用例
4-5 練習問題
4-6 練習問題の解答
第5章 二次元の確率変数、共分散、相関係数
5-1 同時確率分布
5-2 二次元確率変数の関数g(X, Y)の期待値
5-3 共分散
5-4 相関係数
5-5 確率変数の和の分散の性質
5-6 中心極限定理と大数の法則
5-7 実務における利用例
5-8 数学的補足
5-9 練習問題
5-10 練習問題の解答