Q&A 開示検査と会計不祥事対応の実務

Q&A 開示検査と会計不祥事対応の実務

定価:2,420円(税込)

編・著者名:三宅 英貴(弁護士)[著]

発行日:2018年02月15日

判型・体裁・ページ数:A5並製あじろ綴じ・184ページ

ISBNコード:978-4-322-13241-0

書籍紹介

すべての上場企業に起こり得る会計不祥事全50のQ&Aで即効×速攻対応!

◆証券監視委で主任調査官として開示検査に従事し、大手監査法人で不正リスク対応にも従事した著者が、会計不祥事対応の要諦を開陳
◆上場企業はもちろん、監査法人、会計士、弁護士、行政官、取引所関係者必携の1冊

主要目次

第1章 開示制度の基本的枠組みとエンフォースメント
Question001 基本概念
Question002 開示制度の枠組み
Question003 金商法上のディスクロージャー規制
Question004 開示規制違反と刑事罰
Question005 開示規制違反と課徴金
Question006 開示規制違反とその他の行政処分
第2章 開示検査の運用と実務
Question007 開示検査の意義と出口
Question008 開示検査の歴史と運用実績
Question009 開示検査の当初の運用
Question010 開示検査の運用の変化
Question011 開示検査と行政庁の裁量
Question012 具体的な検査手続の理解
Question013 開示検査の目的
Question014 開示検査の対象選定
Question015 開示検査で実施される手続
Question016 立入検査
Question017 開示検査と監査法人
Question018 「重要な事項」と「虚偽の記載」の判断
Question019 虚偽記載の認定
Question020 重要性の判断
Question021 重要な虚偽記載の認定の傾向
Question022 犯則調査と開示検査
Question023 オリンパス事件①
Question024 オリンパス事件②
Question025 オリンパス事件③
Question026 オリンパス事件④
Question027 東芝事件①
Question028 東芝事件②
Question029 東芝事件③
Question030 開示検査の今後の取組み
第3章 監査法人の不正リスク対応の厳格化
Question031 監査法人の不正リスク対応の傾向
Question032 監査法人への行政処分
Question033 不正リスク対応基準
Question034 不正リスク対応基準の実務への影響
Question035 東芝事件と監査法人への行政処分
Question036 監査法人のガバナンス・コードと不正リスク対応への影響
Question037 東芝事件後の監査品質の向上に向けた取組み 第4章 会計不祥事対応の実務 Question038 会計不祥事対応を迫られるケース
Question039 会計不祥事の疑義を把握した場合の対応
Question040 会計不祥事の調査体制
Question041 第三者委員会の設置とその留意点
Question042 調査事項(調査スコープ)と調査対象期間
Question043 フォレンジック調査
Question044 フォレンジック調査の実施者・実施工程・留意点など
Question045 類似不正への網羅的検証
Question046 課徴金減算制度の利用の要否
Question047 外部の専門家への相談
Question048 継続開示書類の訂正報告書提出の要否
Question049 過年度の開示書類の訂正
Question050 会計不祥事対応の最大のポイント

著者略歴

三宅 英貴(みやけ ひでたか)
アンダーソン・毛利・友常法律事務所
弁護士
1996年慶應義塾大学法学部法律学科卒。2000年4月に検事に任官し、札幌地検、仙台地検、東京地検勤務を経て2004年6月に弁護士登録。
英国系法律事務所での勤務を経て、2010年1月から2013年6月まで証券取引等監視委員会事務局開示検査課主任証券調査官として上場企業に対する開示検査に従事するとともに、取引調査課国際取引等調査室証券調査官を併任してクロスボーダーの不公正取引事案の調査等に従事。 2013年7月~2017年3月まで新日本有限責任監査法人FIDS(不正対策・係争サポート)・EY Fraud Investigation & Dispute Servicesで不正調査や会計監査における不正リスク対応に従事。 2017年4月より現職。
〈主要著書〉『Q&A よくわかる証券検査・課徴金調査の実務』(共著、金融財政事情研究会・2015年)など。