定価:2,200円(税込)
編・著者名:江上広行(著)
発行日:2017年07月12日
判型・体裁・ページ数:四六・並・332ページ
ISBNコード:978-4-322-13087-4
銀行のパラダイム転換は「対話」から生まれる
●人口減少に伴う地域経済の縮小、金融行政方針の転換、マイナス金利、FinTechブーム、フィデューシャリー・デューティーなど、課題と悩みの種の尽きない地域金融機関のリーダーが集まる対話の場=VCF(バリューチェーンファイナンス)ネットワーク※の様子を再現。激変する環境と将来への不安にどう対峙し乗り越えるか、現場のバンカーがありのままの葛藤を語る。
●坂本忠弘氏(地域共創ネットワーク株式会社 代表取締役)、森川祐亨氏(有限責任監査法人トーマツ パートナー)、石井静太郎氏(株式会社IIOSS 代表取締役社長)、保井俊之氏(慶應義塾大学大学院SDM研究科 特別招聘教授)、清水広久氏(埼玉成恵会病院 外科部長)をゲストに迎え、金融業界の問題を多様な視点から検討。
ビジネスモデルの変革に向けて真剣に取り組む すべてのバンカーとともに考える「7つの問い」
※VCF(バリューチェーンファイナンス)ネットワークとは:
Value~顧客が付加価値を生む構造を見える化し、Chain~その価値がかたちづくられるつながりにともにかかわることで、Finance~顧客と銀行がともに成長を支え合う金融手法をコンセプトとした対話の場。バリューチェーンファイナンスという名称は株式会社電通国際情報サービスの登録商標。
第1章 いまの銀行にパラダイムの転換は可能か
ゲスト:坂本 忠弘 (地域共創ネットワーク株式会社 代表取締役)
第2章 銀行から「おカネ」を取り上げたら、何が残るか
ゲスト:森川 祐亨 (有限責任監査法人トーマツ パートナー)
第3章 バンカーに求められるリーダーシップとはどんなものか
ゲスト:石井 静太郎 (株式会社IIOSS 代表取締役社長)
第4章 日本の銀行で分権経営は可能か
スピーカー:江上 広行 (株式会社電通国際情報サービス VCFエバンジェリスト)
第5章 小さいほど価値があるという銀行は成立するのか
ゲスト:保井 俊之 (慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科附属SDM研究所上席研究員・前同研究科特別招聘教授)
第6章 金融業界の風通しをよくするには、どうすればよいか
ゲスト:清水 広久 (埼玉成恵会病院外科部長/一般社団法人ダイアログ理事)
第7章 金融行政方針の改革に対して、銀行はどう向き合うか
ゲスト:坂本 忠弘 (地域共創ネットワーク株式会社 代表取締役) コラム 「ゼニー」と「エミー」がゲームになった 2026年からのメッセージ――「地域金融みらい会議2016」開催報告