進化する確定拠出年金

進化する確定拠出年金

定価:1,600円+税

編・著者名:野村亜紀子(著)

発行日:2017年05月29日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・160ページ

ISBNコード:978-4-322-13079-9

書籍紹介

個人型の愛称“iDeCo”もできてますます関心が高まる
「国民」的な確定拠出年金の教科書

◆2017年1月1日から、自営業者、確定拠出型年金制度のある企業に勤めるサラリーマンだけではなく、確定給付型企業年金制度のある企業に勤めるサラリーマン、公務員、私立学校教職員、専業主婦も確定拠出年金(個人型確定拠出年金:通称iDeCo)に加入することができるようになりました。これにより、確定拠出年金はたんなる企業年金の一種ではなく、「国民」的な制度になったと言えます(なお、外国人も加入可能)。
◆本書はこれをふまえ、「日本で生活するすべての人」のための確定拠出年金の教科書となることを目指しています。まず、初めて確定拠出年金に加入する人のためにiDeCOに加入するメリット、必要な手続をわかりやすく解説します。それだけではなく、企業年金を設計・運用する企業の財務・人事担当者の立場にも立って、制度の仕組み、2016年の確定拠出年金法改正の影響を考察します。さらに、望ましい社会保障制度の構築という観点から現行制度の問題点を指摘し、改善の方向性を提言します。
◆これで確定拠出年金制度の改正が終着駅に着いたとは言えません。同制度は今後も「進化」していくことが予想されます。同制度の進化とともに本書も進化していくことになります。本書を手にすれば、同制度の進化の道筋を追いかけることができます。

主要目次

第1章 確定拠出年金制度の特徴
1.日本の年金制度の全体像
2.確定拠出年金の特徴
3.税制措置
4.NISAと個人型確定拠出年金(iDeCo)
第2章 確定拠出年金サービス提供者の役割と責任
1.どのようなサービス提供者がいるか
2.個人型確定拠出年金(iDeCo=イデコ)
3.手数料という論点
4.新たなサービス提供への期待
第3章 加入者からみた確定拠出年金
1.ふまえておくべき公的年金の実情
2.企業型確定拠出年金
3.個人型確定拠出年金(iDeCo)
第4章 企業にとっての確定拠出年金
1.確定給付型年金から確定拠出年金へ
2.目的に沿った制度設計
3.運営管理機関の選定は企業の責任
4.運用商品の品揃えの整形
5.公的な本数管理は必要か
6.投資教育と「デフォルト商品」
7.中小企業と確定拠出年金
第5章 確定拠出年金の課題と展望
1.私的年金加入率の低迷
2.確定拠出年金制度導入から2016年改正まで
3.確定拠出年金のさらなる制度改善
4.長寿化への対応
5.日本の年金制度の進化

著者略歴

野村亜紀子(のむら あきこ)
野村資本市場研究所 研究部長。
東京大学教養学部教養学科 卒業、㈱野村総合研究所入社。NRIアメリカ・ワシントン支店、野村総合研究所 資本市場研究部等を経て、2004年4月、㈱野村資本市場研究所発足に伴い、転籍。
専門分野は、年金制度、資産運用業界、証券市場制度。主な共著書に、岩崎俊博編・野村資本市場研究所著『地方創生に挑む地域金融』(金融財政事情研究会、2015年5月)、野村證券株式会社監修『2時間でわかる! はじめての企業年金』(東洋経済新報社、2013年6月)がある。