KINZAIバリュー叢書 株主代表訴訟とD&O保険

KINZAIバリュー叢書 株主代表訴訟とD&O保険

定価:1,650円(税込)

編・著者名:弁護士法人大江橋法律事務所(編)

発行日:2016年12月26日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・188ページ

ISBNコード:978-4-322-13035-5

書籍の説明

書籍紹介

今日のビジネスエグゼクティブにとって必須のD&O(会社役員賠償責任)保険

株主や債権者からの賠償請求は他人事ではない!

株主代表訴訟は2012年には年間100件を超えました。
不祥事、粉飾決算、情報漏えい、子会社管理……役員の賠償リスクは年々増加しています。
せっかく保険に加入していても、いざ保険金を請求する段階で必要な手続を怠ってしまうと、役員は保険金を受け取ることができなくなります。

リスクに備え安心して経営に専念したい役員に必携の1冊

主要目次

第1章 会社の役員が損害賠償責任を負うのはどのような場合か
1 役員の「葛藤」
2 いま、役員に求められるもの
3 役員はどのような法的責任を負うか
4 役員の責任を免除・制限する会社法上の仕組み
5 役員が支払った損害賠償額や争訟費用の会社補償

第2章 株主代表訴訟とはどのようなものか
1 株主代表訴訟はどのような場合に提起されるか
2 実際にどのような株主代表訴訟が起きているか
3 不祥事の発覚から株主代表訴訟の提起まで
4 株主代表訴訟の審理はどのように進むか
5 株主代表訴訟はどのように終わるのか
6 2014年会社法改正で導入された多重代表訴訟

第3章 D&O保険とはどのような保険か
1 D&O保険では何が補償されるか
2 特約では何が補償されるか
3 会社が保険料を全額負担してもよいか
4 D&O保険の契約時にどのような点をチェックすべきか

第4章 保険金の請求はどのように行うか
1 保険会社に対してどのような通知義務を負うか
2 争訟費用の前払いは受けられるか
3 保険会社はどのようにして保険金の査定を行うか
4 保険金の支払いまでの流れはどのようなものか
5 複数の役員が損害賠償請求を受けた場合の注意点

編者紹介

弁護士法人大江橋法律事務所
1981年に設立して以来、海外のさまざまな法律問題に対応してきた実績があり、日本の法律事務所で最初に上海に事務所を開設するなど積極的に渉外業務に取り組み、現在も各国の有力な法律事務所と独自のネットワークを構築している。弁護士数は、外国法事務弁護士を含めて120名を超え(2016年10月現在)、保険法を含む企業法務や会社・商事訴訟、企業再編など幅広い分野において、専門的な法的アドバイスを提供している。