明解 日本の財政入門

明解 日本の財政入門

定価:1,760円(税込)

編・著者名:川村 雄介【編】/道盛 大志郎【編著】/大和総研【著】

発行日:2016年10月12日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・368ページ

ISBNコード:978-4-322-13023-2

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

財政はむずかしくない!

消費税の引き上げ問題、赤字国債の増加、社会保障制度や財政投融資の仕組み……
国家予算や成長戦略の意味を理解し、身近に感じるために必須の知識を網羅

●わたしたち=国民のお金は何に使われ、なぜ負担が増え続けるのか。
超高齢社会、医療費の増加、格差の拡大など、課題が山積し先行きが見えない時代に、財政制度の役割をあらためて考える。
●「財政を一から理解したい。でも何から勉強すればよいのかわからない」と考える学生、社会人にお薦めの一冊。

●主要目次●

序 章
第1章 政府の歳入――どうやってお金を調達しているのか
1 最も身近な所得税
2 転機を迎えた相続税
3 グローバルな視点が求められる法人税
4 行政サービスの対価としての地方税
5 社会保障の財源である消費税
6 高齢化で増加する社会保険料
7 時代で異なる税の負担構造
8 世代で異なる税と保険料の負担構造
9 「霞が関埋蔵金」は財源になるか
第2章 政府の歳出――何にお金を使っているのか
10 生活や経済の基盤をつくる公共投資
11 効率性が求められる幅広い行政サービス
12 増加が著しい医療・介護の費用
13 マクロ経済スライドがポイントの年金
14 生活保護などの福祉
15 少子高齢化と政府の歳出構造の関係
16 国のバランスシートをみてみよう
17 予算の決まり方
第3章 公債発行――政府の借金によるお金の調達
18 国債はどのように発行されているのか
19 活発な取引が行われている国債市場
20 国債をだれが保有しているのか
21 国債はどう返済されているか
22 自治体が発行する地方債
第4章 財政問題――なぜ財政再建が必要なのか
23 政府が借金することの合理性と不合理性
24 なぜ政府の財政は悪化したのか
25 財政収支と債務残高の関係
26 政府債務が増え続けるとどうなるのか
27 国の財政と地方の財政
28 政府と中央銀行
29 財政健全化に失敗し続けている理由
30 現在の財政健全化目標と取組み
第5章 新時代を迎えた財政投融資
31 財政投融資とは何か
32 20世紀の財投の功罪
33 実施された財投の大改革
34 郵貯の預託義務廃止、郵政民営化でお金の流れはどうなったのか
35 財投改革後の財投
36 財投のガバナンス
37 財投が果たすセーフティ・ネット機能
38 財投が対象とする分野の再定義