金融機関のためのサイバーセキュリティとBCPの実務

金融機関のためのサイバーセキュリティとBCPの実務

定価:1,980円(税込)

編・著者名:大野 博堂 著

発行日:2016年08月31日

判型・体裁・ページ数:A5判・上製・188ページ

ISBNコード:978-4-322-12897-0

書籍の説明

著者の略歴

大野 博堂(おおの ひろたか)   
株式会社NTTデータ経営研究所 パートナー 金融政策コンサルティングユニット 本部長   
早稲田大学卒業後、NTTデータに入社し、デリバティブ取引評価システム等の企画に従事。その後、大蔵省大臣官房総合政策課への出向、ジャスダック上場企業の取締役経営企画室長等を経て、2006年より現職。金融マーケットを中心としたマクロ経済分析に加え、金融分野の政策・レギュレーション対応、地域活性化などを中心にコンサルティング活動に従事している。   

書籍紹介及び目次抜粋

金融庁のサイバーセキュリティ演習に対応した決定版!   
●サイバー攻撃、システム障害、大規模災害……   
いつでも起こりうる危機に金融機関はどう備え、顧客を守るためにどのように行動すればよいのか、BCP(事業継続計画)を確実に実行するための策定/訓練手順を詳説。   
●経済産業省「サイバーセキュリティ経営ガイドライン」、金融庁「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」など、対策の基本となる資料の趣旨をわかりやすく解説。   
●ITベンダーに任せるべき「技術的対処」ではなく、組織体制・対応手順の整備、演習計画の策定などの「非技術的対処」にフォーカスした、金融機関の経営管理部門やシステム部門の従事者必携の書。   
●主要目次●   
第1章 サイバーセキュリティへの対応に向けた視点   
1 多発するインターネットバンキングにおける不正送金と技術的対処   
2 サイバーセキュリティとサイバーセキュリティ対策   
3 経済産業省が公表したサイバーセキュリティ経営ガイドライン   
4 日本シーサート協議会によるセキュリティインシデントの情報共有   
5 金融ISACによるサイバーセキュリティ対策の標準化への取組み   
6 金融庁が示すサイバーセキュリティ対策   
7 金融庁に設置されたサイバーセキュリティ対策企画調整室   
8 金融庁「金融分野におけるサイバーセキュリティ強化に向けた取組方針」の概要   
9 IT−BCPの一手順として位置づけられるサイバーセキュリティ対応態勢   
10 金融庁が定義するサイバー攻撃への対処   
11 顧客のITリテラシーを意識した金融機関の対応   
第2章 BCP個別対応手順の策定手法   
1 BCP、IT−BCP、サイバーセキュリティ対策の位置づけ   
2 金融機関におけるBCPの全体構造   
3 BCPのドキュメント構造とIT−BCPとの連携   
4 BCPの策定に際して留意すべき形式性と実効性の観点   
5 BCP共通編の策定実務   
6 大規模震災編(個別手順)の策定実務   
7 大規模システム障害編(個別手順)の策定実務   
8 IT−BCPの策定実務   
9 有事の際の職員行動規範の策定実務   
10 BCPやIT−BCPで実装すべきサイバーセキュリティ対策の個別手順   
11 組織内CSIRTとシステム部門、災対本部の位置づけ   
第3章 サイバーセキュリティ演習を念頭に置いたBCP訓練の実装実務   
1 BCP訓練の種類   
2 事前準備からの一連の流れ   
3 BCP訓練における評価手法   
4 訓練当日のフロー   
5 BCP訓練の有意事例   
6 サイバーセキュリティ演習における実施モデル   
7 金融機関におけるサイバーセキュリティ演習のあり方