暗号通貨取引の理論

暗号通貨取引の理論

定価:2,800円+税

編・著者名:ギディオン・サミッド[著] 齋藤 哲哉[監訳]

発行日:2018年05月31日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・236ページ

ISBNコード:978-4-322-12876-5

書籍紹介

暗号理論学者が説く仮想通貨、デジタルマネーが発展してきた背景と取引の仕組み
2015年に刊行された“Tethered Money -Managing Digital Currency Transactions”(Elsevier)の日本語訳

本書では、ビットコインの分裂や投機的性質(価値の不安定性)がいち早く予見されていた。 「不換通貨や金との客観的交換価値がないという事実からいえば、通貨としてのビットコインが完全に破綻する、あるいはその価値がいつまでも安定しないというリスクがあることは覚悟しておくべきだろう」~本文より

●貨幣とは何なのか? テザード・マネー(用途が限定された貨幣)の概念と取引の仕組みとは? ブロックチェーンのセキュリティ……これからの貨幣経済を読み解くためのヒントが満載
●日本語版では監訳者による経済学的序論を収録し、乱高下を重ねる暗号通貨の価格形成モデルについて解説

Mt.Gox事件やCoincheck事件を経て、ビットコイン等の仮想通貨はどこへ行くのか!?

主要目次

Chapter1 貨幣――おそれ多い分析
貨幣――社会の非理論的な本能を数的に表す
貨幣――剣よりも強い
貨幣――偉大な発明
権力としての貨幣
貨幣――人間がつくりだした謎
貨幣――幻想
貨幣――幻想による詐欺
セルフアンカーの貨幣
国民を代表する貨幣(中央銀行)
貨幣――暗号がもたらした変化
貨幣――テザード(用途の限定)
貨幣――カメの歩みのようなイノベーション
「できるものなら捕まえてみろ」――究極の通貨戦争
陰謀説
Chapter2 テザード・マネー――利用とインパクト
稼いだ金、与えられる金
投資
管理
代理人/制限の下請契約
イノベーション
政府
医療
ギャンブル
チャリティー
遺言
世界銀行
危機管理
保険
信用の罠
制限された取引
制限する取引
再制限
個人決済とプライバシー
地域社会の自助努力
焼却払い
ペイ・アズ・ユー・ゴー(プリペイド払い)
新たな電力市場
ナノペイメント
情報へのアクセスと利用
よみがえるNapster
ロイヤルティ・プログラム(リワード・プログラム)
クレジット
バンキング・パラドクス
敵対者の管理下で
国際的な領域
財政民主主義(税金での投票)
Chapter3 デジタルマネー――セキュリティの悪夢
サイバースペースの危険性――逃れることはできない!
汎用コンピュータとその固有の危険性
複雑性――安全性と危険性の境界
複雑性――どのように対応できるか
リモートアクセスとアイデンティティ管理
データとソフトウェアの共用記憶装置
複雑性を盾として利用する
量子の脅威
デジタルマネーのセキュリティ上の利点
抑止力
オラクル
エントロピー・コイン
エントロピー・コイン――情報マスキング
サブオラクル
輸送中のセキュリティ
インターミントのセキュリティ
防衛戦の強化
デジタル通貨――複雑性の軌跡
丈夫な暗号化
Chapter4 電子マネープロダクト詳解
電子コインの理論と定義
ビットコイン――概論
ビットコインの影響力拡大と生き残りをかけた戦い
電子不換通貨およびその他の電子通貨
電子コイン紙幣
プリペイド取引
ハイブリッドコイン