KINZAIバリュー叢書 関西から巻き返す日本経済

KINZAIバリュー叢書 関西から巻き返す日本経済

定価:2,200円(税込)

編・著者名:荒木秀之 著

発行日:2016年03月01日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・260ページ

ISBNコード:978-4-322-12858-1

書籍の説明

著者の略歴

荒木 秀之(あらき ひでゆき)   
りそな総合研究所株式会社 大阪本社 主席研究員   
大阪大学卒業。信託銀行、シンクタンクを経て、2002年に大和銀総合研究所(現りそな総合研究所)に入社。2012年から現職。一貫して日本および関西の景気分析に従事し、経済の構造転換や人口減少による影響を含む、幅広いテーマで情報発信を行ってきた。企業経営者向けの講演も多数。また、関西を中心としたマスコミ向けコメントは非常に多く、年間100件を超える。   

書籍紹介及び目次抜粋

関西から露呈し始めた日本の新構造問題   
輸出主導型経済の限界+人口減少による人手不足   
いち早く現実を受け止め、対応に動けばいち早くピンチをチャンスに変えられる!   
関西をマザーマーケットとするりそなのシンクタンクだから描ける日本逆襲のロールモデル
●主要目次●   
第1章 輸出主導型成長の限界   
1 いざなみ景気の好調/2 リーマン・ショック後の異変/3 企業の動きの変化/4 輸出、製造業による景気の牽引力の低下   
第2章 人口減少の見通し   
1 2040年に向けた人口予測/2 人口の減少による経済への影響/3 関西に残された時間   
第3章 海外からの移民の受入れによる効果   
1 日本における移民の現状/2 アジアの人口動態/3 地方圏での効果の薄さ   
第4章 女性の活用による効果   
1 女性の活用への期待と限界/2 女性の労働力率引上げの効果/3 大都市圏も楽観は禁物   
第5章 シニアの活用による効果   
1 シニアにかかる大きな期待/2 業種ごとにみた年齢別の雇用割合/3 関西の地域特性   
第6章 大都市圏への人口集中の緩和   
1 若年層を地方に引き止めるために/2 都市圏と地方圏のゼロサムゲーム   
第7章 企業が最終的にとりうる選択肢とは   
1 結局は決定打が見当たらない/2 追い込まれる企業/3 人口減少のもとで拡大するビジネスチャンス   
第8章 「省力化ビジネス」のもつ可能性   
1 労働生産性の引上げと省力化の関係/2 企業による労働生産性向上の目的/3 労働の代替による省力化/4 「省力化市場」の誕生/5 省力化に向けた取組みの進行   
第9章 姿を変える製造業   
1 生産の無人化が進行/2 かつての企業城下町/3 これからの製造業   
第10章 内需主導の経済成長への転換   
1 景気の牽引役の交代/2 賃金の上昇に対する楽観的な見方/3 労働生産性の上昇と賃金の関係/4 賃金の上昇に向けて   
第11章 インバウンド消費の増加が担う重要な役割とは   
1 需要押上げのカギを握るインバウンド消費/2 関西のインバウンド市場/3 関西が迎える2020年/4 関西のインバウンドに対する強み/5 関西の今後の課題   
第12章 関西の前に広がるフロンティア   
1 医療・介護分野が関西の成長の柱となる条件/2 「関西だからこそ」という期待/3 アジア市場への拡大/4 関西でのロボット体験/5 関西が切り開く日本経済の未来