顧客を観よ

金融デジタルマーケティングの新標準

顧客を観よ

定価:1,760円(税込)

編・著者名:宮坂祐 著

発行日:2016年02月24日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・144ページ

ISBNコード:978-4-322-12853-6

書籍の説明

著者の略歴

宮坂 祐(みやさか ゆう)   
株式会社ビービット エグゼクティブマネージャ/エバンジェリスト   
一橋大学法学部を卒業後、ビービット入社。コンサルタントとして、金融、メディア、通信、電機メーカー、メディア等のウェブ戦略立案・ウェブサイト成果向上プロジェクトを数多く実施。2013年からはビービットのコンサルティング事業営業責任者兼エバンジェリストとして、オムニチャネルやカスタマーエクスペリエンス等をテーマに大型のマーケティングイベントに多数登壇。   
 
株式会社ビービット   
ユーザ理解をビジネス成果へとつなげるデジタル時代のユーザ中心経営支援企業。   
独自の方法論「ビービットUCD(User Centered Design)」を用いて、ユーザ行動や心理を科学的アプローチで解明し、企業の顧客志向化による収益改善を支援している。   

書籍紹介及び目次抜粋

デジタルマーケティングは難しくない!   
Fintech時代の金融サービスに必須となるユーザ中心設計の考え方とだれでもできる方法論を徹底解説   
●顧客の期待の半歩先を行くサービスのために、顧客自身も気付いていない、潜在的なニーズを引き出す行動観察調査の意義と手法をわかりやすく説明   
●住宅ローン、カードローンなどのWebサイトを改善し、成果をあげてきた金融機関の具体的な事例を紹介   
●金融機関のマーケティング推進担当者をはじめ、顧客指向のサービス提供に取り組むビジネスパーソンにヒント満載の一冊   
●主要目次●   
第I章 ユーザ中心設計の重要性   
1 デジタルこそ顧客サービスのフロンティア   
広報チャネルから営業チャネルへ/デジタルはセルフサービスチャネル/デジタル上の行動が原点になる/トレンドに流されない   
2 ユーザ中心設計の価値はどこにあるか   
行動観察で視点が変わる/利益につなげるシナリオ   
第II章 ユーザ中心設計のステップ   
1 繰り返し意識すべき前提   
ユーザ体験の一貫性を意識する/ユーザの優先度は変えられない/強みはユーザの価値に置き換える/先入観を排し、検証する   
2 ステップ1 目的・目標の定義   
なぜ目的・目標を立てるのか/目的とは役割のこと/目的の具体例/目標は貢献度の可視化/目標値は論理的に/デジタルマーケティングに専門知識は不要   
3 ステップ2 ターゲット・価値定義   
なぜターゲットを決めるのか/「行動」に影響を与える要素は何か/価値を定義する/心理・価値はターゲット分類になる/ターゲット・価値はバイアスがかかりやすい/仮説でよいので考えよう/ヒントは現場に落ちている/認知・流入経路を把握する/正しい競合を把握する/ターゲット検討例   
4 ステップ3 シナリオ作成   
シナリオとは何か/サービスの優位性を洗い出す/一度に1つ、を心がける/詳しい説明は求めていない/シナリオ検討例   
5 ステップ4 要件定義・画面設計   
要件定義は画面設計書で/要件定義の進め方/画面設計は戦略的に/画面設計のコツ/ビジュアルデザインのチェックポイント   
6 行動観察による検証   
なぜ意見を重視してはいけないのか/ユーザ行動観察調査の流れ/ユーザ行動観察調査のタイミング/ターゲット・価値定義後の調査/シナリオ、重要導線画面設計後の調査/画面設計、ビジュアルデザイン途中の調査/公開後の検証   
事例インタビュー●ユーザ中心設計の実践に向けて   
第III章 デジタルマーケティングの明日   
1 進化の触媒となるスマートフォン   
チャネル間連携(オムニチャネル)/ライフイベントからライフタイムへ   
2 短期の利益より、長期の信頼を   
3 優先すべきは現状の課題   
コラム   
Fintechとイノベーション/顧客体験を設計する/目的がコミュニケーションを定義する/カスタマージャーニーマップの注意点/長期の行動を観察する「RET」