地域への愛情が創意工夫を生む (リージョナルバンカー)

地域への愛情が創意工夫を生む (リージョナルバンカー)

定価:1,800円+税

編・著者名:古瀬 誠 著

発行日:2020年10月08日

判型・体裁・ページ数:四六判 上製・252ページ

ISBNコード:978-4-322-12845-1

書籍紹介

「人まねしていたら生き残れない」

山陰合同銀行が本拠地とする島根、鳥取は、地方経済疲弊の最先端ともいえる厳しい経済環境にある。何もしないでいたら必ず沈んでしまう。「生き残るためには、必死に考え抜かなければならない。それはこの地域に存立している、われわれの宿命だ」と著者はいう。その危機感と地域のリーディングカンパニーとしての責任感、そして、地域、お客さま、銀行、友人、家族への深い愛情を原点に、ふつふつと湧き出る情熱とクリエイティブな発想の数々。「人のまねをしていたら絶対に生き残れない。すべてにおいて新しい風が常に吹き続ける企業風土でなければわれわれは衰退していく」との思いを胸に、「ユニークな地方銀行」へと進化すべく、不屈の精神で絶え間ない改革に挑戦し続けた、「バンカー」と呼ぶにふさわしい筆者の回顧録。

主要目次

序 人まねしていたら生き残れない

第1章 生い立ち~学生時代
二つの誕生日/不屈のDNA/唯一の後悔/引っ込み思案であだ名は「どじ」/夏季補習の常連/頭が「半分なくなる」/人生観が変わるきっかけに/銀行論履修も成績は…/頭取面接で反論

第2章 入行~支店時代
入行研修の息抜きはストリップ鑑賞/初任の北支店では叱られてばかり/「青年の翼」での海外研修は欠勤扱い/東京支店異動と母の死/見合いから2か月で結婚/仕事への「愛情」学んだ北堀支店時代/「広銀には一先も取られるな」/福島造船の思い出/「知恵とやる気と浪花節」の大原支店長

第3章 組合~審査部、島大前支店長時代
中執として組合の酷さを痛感/「満額回答なのにスト」に猛反発/審査部でも特命担当に/融資先支援の枠組み創設を提案/地元信販会社どうしの合併を企図/地元新聞社を再建/島大前支店長として街づくりに奔走

第4章 合併事務局、人事部時代
「ふそう銀行を極秘に調査せよ」/家でも銀行でも挙動不審者扱い/難交渉だった住友銀行との合併覚書づくり/情報漏れで合併発表を前倒し/合併事務局で「七人の侍」の責任者に/活発な人事交流で企業文化を融合/人事の仕事に100点満点なし/すべての支店を訪問し行員と面談/「どんな悩みでも相談してください」

第5章 駅前支店長・営業統括部長・総合企画部長~常務、専務時代
古巣の駅前支店長として商業ビル存続に奔走/売却先探しに価格交渉 山積する難問に対処/営業統括部長として独創的な仕事を目指す/総合企画部長として「透明」「公正」な企業風土づくりに着手/ローコスト構造の実現に向け「聖域なき改革」/出張所、代理店を活用し店舗を整理/次代を見据え新しいビジネスモデルづくり/クレジットカードをフィービジネスの柱に

第6章 副頭取時代
「ごうぎん希望の森」活動をスタート/「日本の森を守る地方銀行有志の会」の発足/障がい者の自立を支援/障がい者自身が働き稼ぐ仕組み/障がい者の絵をノベルティグッズに活用

第7章 頭取時代
頭取・会長に定年制でガバナンスを強化/助けられた長井君の存在/ガバナンスは形式より実質

第8章 会長時代~
中村元記念館の建築/山陰インド協会の創立/地元への愛情が地域貢献の原点

著者紹介

古瀬 誠(ふるせ まこと)
1946年生まれ。1969年3月慶応義塾大学経済学部卒業、1969年4月株式会社山陰合同銀行入行、2000年6月取締役総合企画部長、2001年6月常務取締役総合企画部長、2002年6月専務取締役総合企画部長、2002年11月専務取締役、2003年6月代表取締役専務、2005年6月代表取締役副頭取、2007年6月代表取締役頭取、2011年6月代表取締役会長、2015年6月特別顧問、2020年6月特別顧問退任。2010年6月中国経済連合会副会長、2010年5月島根県経営者協会会長、2010年11月松江商工会議所会頭、2010年11月島根県商工会議所連合会会頭、2019年11月松江商工会議所名誉会頭、2020年6月中国電力株式会社社外取締役。