KINZAIバリュー叢書 会社法入門

KINZAIバリュー叢書 会社法入門

定価:2,200円(税込)

編・著者名:栗原脩 著

発行日:2015年12月11日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・312ページ

ISBNコード:978-4-322-12830-7

書籍の説明

著者の略歴

栗原 脩(くりはら おさむ)   
1968年  東京大学法学部卒業   
同 年  株式会社日本興業銀行入行   
同行 取締役証券部長、   
興銀証券株式会社 常務取締役などを経て   
2003年10月 弁護士登録   
このほか明治大学法科大学院、明治大学法学部、信州大学法科大学院などで「金融商品取引法」「コーポレートガバナンス」「企業金融と法」などの講義を担当   
著書:『新しい金融のフレームワーク』(中央公論事業出版)、『KINZAIバリュー叢書 コーポレートガバナンス入門』『KINZAIバリュー叢書 金融商品取引法入門』(いずれも金融財政事情研究会)など。   

書籍紹介及び目次抜粋

複雑な法体系をコンパクトに解説   
「明治期に入ってからの動きは誠にめまぐるしい。会社の濫設に基づく弊害、すなわち出資金の浪費や開業に至らないうちに解散するなどの問題が少なくなかった。混乱を伴いつつも株式会社という仕組みの普及がみられたのは、近代化を急ぐ当時の事情を反映するものであったが、明治以前のわが国における経済や商業の伝統の存在が寄与した面も見逃せない。」~「第2章」より抜粋~   
◆株式会社は、現代の経済の基盤となる重要な制度の一つであり、コーポレートガバナンスや企業の社会的責任をめぐる議論が活発に行われる状況下、株式会社の基本的な仕組みを規定する会社法の重要性は一段と高まっており、ビジネスパーソンにとってその基本的法理を理解することは不可欠。   
◆本書では、株式会社における国内外の歴史的な背景を概観しながら、膨大な内容を誇る会社法の骨格を体系的に説明し、その基底にある法理の理解に資するように丁寧にわかりやすく詳説。   
◆会社法について理解を深めたい一般企業、金融機関等の役職員、必読の書。   
●主要目次●   
第1章 株式会社の基本的特質   
1 会社法の制定・意義/2 株式会社の基本的特質   
第2章 株式会社の歴史   
1 海外における株式会社の歴史/2 わが国における株式会社の歴史   
第3章 株式会社の設立   
1 設立の意義/2 設立手続/3 設立の登記/4 設立中の法律関係・違法な設立・設立に関する責任   
第4章 株  式   
1 株式の意義/2 株式の消却・併合・分割・無償割当て/3 単元株制度/4 株券・振替制度/5 株主名簿/6 株式の譲渡・担保差入れ/7 自己株式/8 株式の内容と種類   
第5章 株式会社の機関   
1 機関設計/2 株主総会/3 取締役・取締役会/4 監査役・監査役会/5 指名委員会等設置会社/6 監査等委員会設置会社/7 会計参与/8 会計監査人/9 取締役と会社との関係/10 取締役の損害賠償責任/11 株主代表訴訟・差止請求   
第6章 資金調達   
1 株式会社の資金調達/2 株式による資金調達/3 新株予約権/4 社債による資金調達/5 新株予約権付社債   
第7章 株式会社の計算   
1 計算の意義・会計原則/2 会計帳簿と閲覧等の請求/3 計算書類/4 計算書類等の作成・監査・承認等/5 資本金・準備金/6 剰余金の配当   
第8章 定款の変更   
第9章 解散・清算   
第10章 組織再編等   
1 組織再編等の意義/2 事業の譲渡等/3 合併/4 会社分割/5 株式交換と株式移転/6 組織変更/7 特別支配株主の株式等売渡請求