公共施設等運営権

公共施設等運営権

定価:2,750円(税込)

編・著者名:植田和男・内藤滋 編著             六角麻由・増田智彦・木田翔一郎 著

発行日:2015年10月21日

判型・体裁・ページ数:A5判・並製・228ページ

ISBNコード:978-4-322-12821-5

書籍の説明

著者の略歴

植田 和男 特定非営利活動法人日本PFI・PPP協会理事長   
明治大学商学部卒業。昭和46~平成元年伊藤忠商事、平成2~6年モルガン・グレンフェル・ジャパン国際部長、7~11年青山監査法人プライスウォーターハウス プロジェクト・ファイナンス部門統括シニアディレクター。11年協会設立後はPFIの啓発活動を行い、22年より現職。主な著書に『PFIの資金調達』『PFIで施設ができた』『PFI事業の実践マニュアル』がある。   
 
内藤 滋 東京丸の内法律事務所弁護士   
平成6年早稲田大学卒業。平成10年弁護士登録、第二東京弁護士会所属。多くのPFI案件で国・地方公共団体、民間事業者、金融機関の法律アドバイザーを務める。主な著書に『PFIの法務と実務【第2版】』がある。   

書籍紹介及び目次抜粋

民間企業の経営ノウハウにより、料金収入の拡大・維持管理運営費の縮減を実現できる運営権制度の活用法を詳説   
◆運営権の意義・役割から関連法令・ガイドラインを解説。   
◆運営権実施契約案を紹介し、特徴的なリスクとその分担についての考え方を検討。   
◆国立女性教育会館、仙台空港、関西国際空港、シカゴ・スカイウェイ・トール・ブリッジなど国内外の事例を取り上げ、特色について説明。   
◆運営権とファイナンスの関係や第三セクターの事業再建への制度の活用にも言及。   
地方公共団体・金融機関担当者必読の書   
●主要目次●   
第1章 公共施設等運営権の意義・役割とその活用   
第1節 PFI事業の意義・役割と公共施設等運営権の意義・役割   
第2節 公共施設等運営権の活用   
第2章 公共施設等運営権に関する法令・ガイドライン等の解説   
第1節 公共施設等運営権に関する法令・ガイドライン等   
第2節 公共施設等運営権の要件   
第3節 地方自治体における運営権制度活用時の留意点   
第4節 運営権の対価(費用の徴収)   
第5節 抵当権の設定   
第6節 運営権の譲渡   
第7節 運営権の取消し等と補償   
第8節 登録手続(但馬空港の登録例)   
第3章 公共施設等運営権実施契約(運営権制度におけるリスク分担)   
第1節 公共施設等運営権実施契約の特色   
第2節 不可抗力リスクの分担   
第3節 法令変更リスクの分担   
第4節 需要リスクの分担   
第5節 運営権対価の支払(プロフィット・シェアリング)   
第6節 瑕疵担保責任   
第7節 契約の解除と運営権の取消しとの関係   
第8節 増改築   
第9節 テナントに施設を賃借する場合の特例   
第4章 公共施設等運営権の実例   
第1節 わが国の動向   
第2節 国立女性教育会館(ヌエック)   
第3節 仙台空港   
第4節 関西国際空港   
第5節 シカゴ・スカイウェイ・トール・ブリッジ   
第5章 公共施設等運営権とファイナンス   
第1節 公共施設等運営権とファイナンスの関係   
第2節 独立採算型PFI/混合型PFIにおけるプロジェクト・ファイナンスの留意点   
第6章 第三セクター等の事業再建への公共施設等運営権制度の活用   
第1節 はじめに   
第2節 従来の第三セクター等の処理   
第3節 第三セクター等の処理への公共施設等運営権制度の活用