ゼロからわかる 知的財産のしくみ

ゼロからわかる 知的財産のしくみ

定価:1,980円(税込)

編・著者名:土生哲也 著

発行日:2015年08月27日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・216ページ

ISBNコード:978-4-322-12692-1

書籍の説明

著者の略歴

土生哲也(弁理士)   
日本開発銀行(現・株式会社日本政策投資銀行)でベンチャー企業向け融資やベンチャーキャピタルの立上げを担当した後、2000年に弁理士登録。2001年土生特許事務所開業。金融、ソフトウェアなどの特許実務に携わるほか、特許庁や各地の経産局で中小企業向け知的財産戦略関連事業の委員を歴任。2015年には政府の知的財産戦略本部で知財活用促進を議論するタクスフォース委員も務めた。   

書籍紹介及び目次抜粋

一読すれば、知的財産のアウトラインと勘所をつかめる!   
「専門家と話すための知識」を身につけるための入門書!   
■知的財産は企業活動においてどのような役割をはたしているか?   
■特許権を取得すればどのように活用することができるか?   
■特許権を侵害していると警告を受けたらどのように対応すべきか?   
■商標権を取得するとどのような行為を禁止することができるか?   
■意匠権を取得しなければ工業デザインは保護されないのか?   
■他人の著作物をどのように利用すると著作権侵害になるのか?   
など素朴な疑問を43項目で解説。   
企画・開発・営業・財務など企業の各部門や金融機関、中小企業の経営支援機関で活躍するビジネスパーソン必読の書   
●主要目次●   
第1章 「知的財産」とは何か   
1 「知財活用」「知財戦略」「知財立国」などに使われる「知財」とは、何を指しているのですか/2 「知的財産」とはどのようなものか、その特徴について説明してください/3 知的財産はどのような制度によって保護されるのか、知的財産を保護する知的財産権にはどのような種類があるのか教えてください/4 「知的財産」と「知的財産権」は、企業活動においてどのような役割を果たしていますか/5 商品と知的財産の関係と、知的財産を保護する基本的な考え方について教えてください/6 「知的財産の活用」とは、特許権などの権利の行使や権利のライセンスを指しているのですか   
第2章 技術開発の成果を保護する知的財産制度   
1 技術開発によって生まれた新たなアイデアを保護するためには、特許権を取得することが必要ですか/2 発明を保護する特許制度はなぜ設けられることになったのか、制度の目的を教えてください/3 特許権によって保護される「発明」とは、どのようなものですか/4 「ビジネスモデル特許」という言葉を耳にすることがありますが、ビジネスモデルについて特許を取得できるのですか/5 特許を受けるためには、どのような要件を満たすことが必要ですか/6 特許を出願するには、どのような書面が必要ですか/7 特許出願の審査はどのように進められるのか、出願から査定までの流れについて説明してください/8 特許査定や拒絶査定に対して、不服を申し立てることは可能ですか/9 特許権の効力が及ぶ技術的範囲をどのように判断すればよいのか教えてください/10 特許権を取得すれば、どのように活用することができますか/11 特許権のライセンスには、どのような形態がありますか/12 ライバル企業に特許権を侵害されたら、どのように対応すべきですか/13 特許権は排他的な効力のある権利なので、特許権を取得すればビジネスを独占できますか/14 特許権を侵害していると警告を受けたら、どのように対応すべきですか/15 企業の従業員が行った発明について、特許を受けることができるのは企業と従業員のどちらですか/16 外国で特許権を取得するためには、どのような方法がありますか/17 実用新案制度とはどのような制度か、特許制度との違いを中心に説明してください/18 ノウハウが営業秘密として保護されるためには、どのような要件を満たすことが必要ですか   
第3章 工業デザインや営業標識を保護する知的財産制度   
1 工業デザインを保護する意匠制度とは、どのような制度ですか/2 意匠登録を受けるための要件と、意匠登録出願から査定までの流れについて説明してください/3 意匠権を取得しなければ、工業デザインを模倣されても保護を受けることはできないのですか/4 商標制度とその保護対象について説明してください/5 商標登録を受けるためには、どのような要件を満たすことが必要ですか/6 商標登録出願から査定までの流れについて説明してください/7 商標権を取得することによって、どのような行為を禁止することができますか/8 商標登録を受けた後は、どのような点に留意した管理が必要ですか/9 商標権を侵害していると警告を受けたら、どのように対応すべきですか/10 商標権を取得しなければ、商品名やロゴマークなどの営業標識を模倣されても保護を受けることはできないのですか   
第4章 創作的な表現を保護する知的財産制度   
1 著作権制度とはどのような制度か、著作権と特許権の相違点も含めて教えてください/2 著作権によって保護される著作物には、どのようなものが該当しますか/3 著作権法において著作者となるのはだれか、法人が著作者となることがあるのか教えてください/4 著作物を創作した著作者には、どのような権利が発生しますか/5 著作権の具体的な内容と、保護期間について説明してください/6 著作物について発生した著作権には、どのような活用形態がありますか/7 著作権者の許諾を得ることなく、著作物を利用できることがありますか/8 著作権侵害と判断されるのは、他人の著作物をどのように利用する場合ですか/9 著作物を社会に伝える役割を担う実演家やレコード製作者には、どのような権利が認められますか