KINZAIバリュー叢書 決済から金融を考える

KINZAIバリュー叢書 決済から金融を考える

定価:1,760円(税込)

編・著者名:木下 信行 著

発行日:2015年04月30日

判型・体裁・ページ数:四六・並製・204ページ

ISBNコード:978-4-322-12674-7

書籍の説明

著者の略歴

木下 信行(きのした のぶゆき)   
1977年東京大学法学部卒業、大蔵省入省。同省銀行局調査課長、金融監督庁官房企画課長、同庁銀行監督第2課長、金融庁監督局総務課長、同庁総務企画局参事官を経て、2004年コロンビア大学日本経済経営センター客員研究員。その後、九州財務局長、郵政民営化委員会事務局長、公認会計士・監査審査会事務局長、証券取引等監視委員会事務局長、日本銀行理事を歴任。現在、アフラックのシニアアドバイザー。   
〈主な著書〉   
『金融行政の現実と理論』(金融財政事情研究会)、『銀行の機能と法制度の研究―日米の金融制度の形成と将来』(東洋経済新報社)、他多数。   

書籍紹介及び目次抜粋

◆銀行と金融市場の機能、情報通信技術等の現状を整理し、経済活動において決済が果たす機能面を出発点として金融システムの将来像にアプローチ、専門用語を避けて平易な言葉でわかりやすく解説。   
◆経済活動のグローバル化、ICT利用のユビキタス化が進展するなか、銀行とその主要顧客である企業の競争力を確保するためには決済サービスの高度化は不可欠。企業をはじめとする利用者の潜在ニーズを掘り起こし、企業取引に対応した決済サービスの高度化を実現するためのヒントを提示。   
◆決済システムの企画立案に携わってきた筆者による、決済の魅力を知るための最適書。金融機関、金融ITベンダーの職員や金融を研究する学者等必読。   
●主要目次●   
第1章 決済の役割   
1 取引と決済   
2 決済と時間   
3 決済と銀行   
4 経済社会と決済システム   
第2章 情報通信技術と決済システム   
1 決済と情報セキュリティ   
2 情報セキュリティに関する社会的枠組み   
3 情報通信技術と決済サービス   
第3章 預金による決済システム   
1 ネットワークと決済システム   
2 政府の寄与   
3 決済手段の価値の表示   
4 預金の価値   
第4章 銀行システムの機能   
1 市中銀行の機能   
2 中央銀行の機能   
3 決済リスク   
4 政府の役割   
第5章 金融市場の機能   
1 金融商品と金融市場   
2 証券市場と証券決済システム   
第6章 わが国銀行による決済システムの当面の課題   
1 決済サービスに対する企業のニーズの変化   
2 企業取引に対応した決済サービスの高度化   
3 わが国銀行による決済システムの当面の課題   
4 決済サービスの改革に向けた取組み   
第7章 決済システムの将来   
1 預金による決済システムの競争環境   
2 決済システムと政府   
3 暗号通貨の挑戦   
4 暗号通貨の価値