年金基金のためのプライベート・エクイティ

年金基金のためのプライベート・エクイティ

定価:3,630円(税込)

編・著者名:日本バイアウト研究所編

発行日:2014年10月14日

判型・体裁・ページ数:A5上・352ページ

ISBNコード:978-4-322-12603-7

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

年金基金の視点から   
プライベート・エクイティ・ファンドについて論じた   
日本初の本格的な専門書   
◆本書は、企業年金基金、厚生年金基金、公的年金基金、信託銀行、投資顧問会社などの年金資産運用担当者、年金コンサルティング会社や運用会社の担当者にとって待望の書。   
◆日本の年金基金の資産運用を取り巻く環境の変化ならびに、プライベート・エクイティ・ファンドへの投資の意義、特徴、課題、実務、将来展望について詳述。   
◆各章末では、既にプライベート・エクイティ・ファンドに投資している年金投資家や機関投資家へのインタビューを実施。いつ頃、どのような背景でプライベート・エクイティの取組みを開始したのか、実際に取り組む際に求められる姿勢や留意点などについて紹介。   
◆巻末には、「プライベート・エクイティ用語集」を収録。主にプライベート・エクイティ・ファンドの投資家の立場から知っておくべき専門用語を平易に解説した。プライベート・エクイティ業界の専門用語の理解が深められる。   
●主要目次●   
第I部 年金資産運用とプライベート・エクイティ   
第1章 日本の年金基金の資産運用を取り巻く環境とプライベート・エクイティ~求められる視点と新たな運用戦略~   
第2章 年金基金によるプライベート・エクイティ投資の意義~新たなアルファの獲得を目指して~   
第3章 年金基金によるプライベート・エクイティへの投資の課題~マネジャー選定、資金管理、パフォーマンス評価~   
第4章 米国の企業年金基金によるプライベート・エクイティへの資産配分~トレンド分析と日米比較~   
第II部 プライベート・エクイティ・ファンドの特徴   
第5章 プライベート・エクイティ・ファンドの基本構造~長期資金の運用にふさわしい器として~   
第6章 バイアウト・ファンドの投資プロセスと株式価値創造の三要素~リスクをコントロールしながら高リターンを創出するメカニズム~   
第7章 プライベート・エクイティ・ファンド投資開始のハードル~二つのJカーブについての考え方の整理~   
第8章 プライベート・エクイティ・ファンドの流動性とセカンダリー取引~ファンド持分の流動化の意義と譲渡プロセス~   
第9章 プライベート・エクイティ・ファンドのパフォーマンス評価とベンチマーキング~適切なパフォーマンス測定に向けて~   
第III部 日本の年金基金によるプライベート・エクイティ・ファンドへの投資実務   
第10章 年金基金がプライベート・エクイティ・ファンドへ投資する仕組み~信託銀行が受託者責任をもつ投資と投資顧問会社が受託者責任をもつ投資~   
第11章 個別のファンドへの投資とファンド・オブ・ファンズへの投資~ポートフォリオ構築手法の検討~   
第12章 日本のプライベート・エクイティ市場におけるプレースメント・エージェントの役割~投資家と運用会社の情報の非対称性の緩和~   
第13章 年金基金によるプライベート・エクイティ投資のモニタリング~実務的なアプローチを中心として~   
第14章 年金基金によるプライベート・エクイティ・ファンドのポートフォリオ戦略~サブ・アセットクラスを活用したキャッシュフローおよびリスク・コントロール~   
第IV部 日本のプライベート・エクイティ・ファンドの発展性と将来展望   
第15章 日本のプライベート・エクイティ市場の変遷と将来展望~年金基金による投資の可能性について~   
第16章 日本のバイアウト・ファンドの発展性と将来展望~ファンド・マネジャーに求められる要素~   
第17章 プライベート・エクイティ・ファンドをめぐる内部統制の重要性~年金基金と運用会社双方における適切な内部統制の構築に向けて~   
第18章 日本のプライベート・エクイティ・ファンドの進化と発展性~新たな投資家層の流入に向けて~   
巻末「プライベート・エクイティ用語集」   
Jカーブ、キャピタル・コール、ディストリビューション(分配)、管理報酬(マネジメント・フィー)、ビンテージ・イヤー、内部収益率(IRR)、セカンダリー取引など、投資家の立場から知っておくべき専門用語を平易に解説。