野村證券 グローバルハウスの火種

野村證券 グローバルハウスの火種

定価:1,848円(税込)

編・著者名:編著者 外村 仁

発行日:2015年01月22日

判型・体裁・ページ数:四六並・200ページ

ISBNコード:978-4-322-12586-3

書籍の説明

著者の略歴

外村 仁(とのむら ひとし)   
1938年名古屋市生まれ。名古屋大学経済学部卒業。60年野村證券株式会社に入社。62年コロンビア大学ビジネススクール留学。64年MBA取得。84年野村證券株式会社 取締役兼ノムラ・インターナショナル・リミテッド 社長。87年野村證券株式会社 常務取締役兼ノムラ・インターナショナル・リミテッド 会長。93年野村證券株式会社 取締役副社長。95年欧州駐在(ロンドン)。97年6月、野村證券投資信託委託株式会社 取締役社長。97年10月、野村アセット・マネジメント投信株式会社 取締役会長。98年6月、社団法人証券投資信託協会会長。98年10月、野村アセット・マネジメント投信株式会社 取締役会長兼社長。2002年ブラックロック・ジャパン株式会社 常任顧問。06年同社 取締役副会長。12年同社 退任。   

書籍紹介及び目次抜粋

 かつて日本の証券会社が国際業務を本格展開し始めたころ、ロンドンの「シティ」に旋風を巻き起こした男がいた。野村證券の元副社長 外村仁である。彼は、バブル景気をはさんだ激動の時代にロンドンに渡り、欧米や欧州の投資銀行に正面から勝負を挑み続けた。本書は、野村を世界のノムラに押し上げた男のフィナンシャーとしての冒険記である。   
 彼が起こした、国際展開の炎は、火種となり、いま、本書とともに次世代に受け継がれていく。   
すべての金融マンにとって必読の書である。   
 外村さんは、未知の分野、多様な文化に対する好奇心が旺盛で、予見をもって決めつけることを好まない国際通の人である。それでいてチャキチャキの日本人である。このコントラストで、内外にファンが実に多い。グローバル人材の要件である、矜持と柔軟性を併せ持つ、日本人には稀有なタイプである。   
 この本には、日本人がグローバル化社会を生き抜く要諦が詰まっている。若い人にこそ一読してほしい一冊である。   
野村ホールディングス 会長 古賀信行   
●主要目次●   
前書きにかえて   
第1章 1回目のロンドン─日本を売り込め   
第2章 サッチャー政権とウィンブルドン現象─シティの大変動   
第3章 債券引受けビジネスとリーグテーブル─知恵比べ、激烈な競争   
第4章 野村ハウスの建設─思い出のランドマーク   
第5章 バンコ・サンタンデールとボティン会長─世紀の風雲児   
第6章 2回目のロンドン─未知への挑戦   
第7章 ガイ・ハンズとプリンシパル・ファイナンス─証券化のマジシャン   
第8章 パブの買収─飲み屋開業じゃないよ   
第9章 二つ目の案件─エンジェルトレイン   
第10章 軍人住宅─英国でいちばんの家主になった   
第11章 アセット・トレーディング─仕事も遊びも   
第12章 ボーナス談義─生まれ変わったら外資系?   
第13章 東欧ビジネス─大きな歴史のうねり   
第14章 終わりに─期待を込めて   
(寄 稿)   
外村さんとの2年間………………………山道裕己   
“リスクテーカー”…………………………中空麻奈   
あとがき