ナイスディール

ナイスディール

定価:1,760円(税込)

編・著者名:町田哲也 著

発行日:2014年08月15日

判型・体裁・ページ数:四六上・292ページ

ISBNコード:978-4-322-12582-5

書籍の説明

著者の略歴

町田 哲也(Tetsuya Machida)   
1973年生まれ。慶應義塾大学経済学部在学中の97年に「我が家のできごと」で新潮学生小説コンクール奨励作受賞。著書に『企業が強くなるための負債戦略』(2011年、日本評論社)など。   

書籍紹介及び目次抜粋

新興企業の社長やヘッジファンドとの駆け引きを通じて、主人公が手にした“ナイスディール”とは。   
 債券ディーラーの俊也は、大学時代の同級生・蒔田が経営するスパイスクルーズというITベンチャーの社債を買い始める。割安だった社債の価格は順調に上昇していくが、蒔田が銀行と対立すると、マーケットは急転。投資家がいっせいに売却に動いたことで、俊也も身動きがとれなくなる。最後の望みは海千山千のヘッジファンドによる買いだが……。尊敬する先輩ディーラーの背中が語る「ディーラーになるための10のレッスン」   
 ディーリングルームを覆う緊張感、稼ぐことがすべてとわかっていながら個人的感情に揺れるディーラーの心理を、債券市場のトップランナーがリアルに描く。   
●主要目次●   
「ディーラーになるための10のレッスン」   
1 ディーラーは電話の音でオーダーを聞き分けること   
2 ディーラーは夢を語るな。目の前の現実を材料に売買すること   
3 ディーラーは稼ぐことがすべて。それ以外の判断基準を持ち込まないこと   
4 ディーラーは世間の常識を疑ってかかること   
5 ディーラーはマーケットにおける敵味方の確認を怠らないこと   
6 ディーラーは負けた経験を忘れないこと   
7 ディーラーは誰よりも先に自分の意見を表明すること   
8 ディーラーは5つのことを同時に考えること   
9 ディーラーは迷っている姿を見せないこと   
10 ディーラーは深刻なときこそ笑うこと