ポスト金融危機の銀行経営

「精査」と「組み合わせ」による勝ち組戦略

ポスト金融危機の銀行経営

定価:3,300円(税込)

編・著者名:みずほ総合研究所 編著

発行日:2014年06月25日

判型・体裁・ページ数:A5並・312ページ

ISBNコード:978-4-322-12562-7

書籍の説明

著者の略歴

(みずほ総合研究所)
大塚 哲洋(金融調査部金融ビジネス調査室 主任研究員) 〔第3章、第4章〕  
小野 有人(政策調査部 主席研究員) 〔編集、第1章〕  
小野 裕士(金融調査部 金融ビジネス調査室長) 〔編集、第5章〕  
小鈴 裕之(金融調査部 主席研究員) 〔第2章〕  
新形  敦(金融調査部金融ビジネス調査室 上席主任研究員) 〔第3章、第4章〕  
西川 珠子(欧米調査部 上席主任研究員) 〔第3章〕  
山村 晋介(金融調査部金融ビジネス調査室 研究員) 〔第5章〕  

書籍紹介及び目次抜粋

グローバル金融危機後の規制強化の潮流をふまえ   
銀行のビジネスモデル再構築に向けた指針を提示   
◆金融危機前から現在までのマクロ経済環境や金融ビジネス、金融規制に関する議論を時間軸に沿って整理し、金融危機の原因を総括。   
◆今後の銀行経営を大きく左右する金融規制改革をめぐる国際的な取組みと各国の対応を概観。システム上重要な金融機関(G-SIBs)の監督、シャドーバンキング規制、バーゼルIIIなど主要テーマを網羅。   
◆欧米銀行のビジネスモデルについて、大手行と中堅・中小行に区分し、収益性を勘案した業務・プロダクツの「精査」と「組み合わせ」のプロセスを具体的に明示。   
◆脚光を浴びるアジアの銀行ビジネスの将来像を大胆に予想。日本の金融グループが抱える課題とその克服に向けた経営戦略について考察。   
◆最前線で活躍する金融機関の役職員はもちろん、学者・研究者、学生など、金融に関心をもつ方々に贈るタイムリーな1冊!   
●主要目次●   
第1章 信用膨張・金融危機・現在   
1 不動産価格の上昇と信用膨張   
2 グローバル金融危機   
3 ポスト金融危機の位相   
第2章 金融規制改革の現状と展望   
1 金融規制改革の背景と方向性   
2 銀行の健全性向上のための取組み   
3 システム上重要な金融機関(SIFIs)への対応   
4 金融市場に関する規制   
5 金融監督体制の再整備・強化   
6 国際合意を受けた日本の対応   
7 金融規制改革の留意点と今後の展望   
第3章 ポスト金融危機の欧米の銀行経営   
1 欧米大手行におけるグローバル・ユニバーサル化の進展   
2 欧米大手行のビジネスモデルと金融危機   
3 金融規制改革が欧米大手行に与える影響   
4 ポスト金融危機における欧米大手行の経営戦略   
5 アメリカのコミュニティバンクの経営状況と将来像   
第4章 ポスト金融危機のアジアの銀行ビジネス   
1 アジアの金融市場   
2 ポスト金融危機における銀行のアジア戦略   
補論 アジアにおける資本市場育成に向けた取組み   
第5章 ポスト金融危機の日本の銀行経営   
1 国内マネーフローの動向と今後の展望   
2 本邦銀行の動向―バブル崩壊後の苦境   
3 グローバル金融危機の本邦銀行への影響   
4 あらためて浮彫りになる危機前からの課題   
5 邦銀の今後の展望