地銀連携

その多様性の魅力

地銀連携

定価:1,760円(税込)

編・著者名:伊東眞幸 著

発行日:2014年05月09日

判型・体裁・ページ数:四六上・180ページ

ISBNコード:978-4-322-12443-9

書籍の説明

著者の略歴

伊東 眞幸(いとう まさき)   
1978年3月一橋大学経済学部卒業、同年4月横浜銀行入行。1986年米国ミシガン大学経営大学院入学(銀行派遣)、1988年同大学院修士課程修了(MBA)。2000年5月秘書室長、2004年6月執行役員営業統括部長、2005年6月執行役員経営企画部長、2006年6月取締役執行役員経営企画部長を経て、2008年4月代表取締役。2012年6月株式会社浜銀総合研究所代表取締役社長に就任、現在に至る。2013年4月より、横浜市立大学国際総合科学部非常勤講師。   

書籍紹介及び目次抜粋

地域金融機関が大手行との熾烈な競争を勝ち抜き地域・顧客の「よきパートナー」となるための道標(みちしるべ)   
◆「コスト削減指向」から「トップライン増加指向」へ―基幹系システム共同化に代表されるコスト削減指向の地銀連携から、営業戦略の核心にかかわる「戦略共創・ノウハウ共有」型地銀連携への進化を力説。地域金融機関全業態の経営者・役職員必見!!   
◆「戦略共創・ノウハウ共有」型連携の具体策として、(1)ビッグデータを使ったマーケティングモデルの共同開発、(2)融資判断・営業推進に資する産業調査専門チームの共同設置、(3)有料コンサルティング専門チームの共同設置、(4)地銀共同センターを活用したビジネスマッチングを提言。   
◆大手行と対比しながら、地域金融機関の「強み」と「弱み」を徹底分析! 「強み」を生かし「弱み」を克服するために、「テーマ別機能共有」「データ共用」「人材共有」の重要性を強調。地銀連携の魅力を余すところなく開陳。   
◆法人渉外、職員・取締役の研修、地公体取引をめぐる示唆深いコラムも掲載。   
●主要目次●   
第1章 地銀連携の意義と深化   
1 地銀連携の原点   
2 「コスト削減指向」から「トップライン増加指向」へ   
3 厳しさを増す地銀の経営環境   
4 「戦略共創・ノウハウ共有」型地銀連携へ   
5 CRITSはビッグデータ活用による地銀連携のはしり   
6 連携をふまえた地銀個別行の存在意義   
7 本部企画部門の若手育成にも有用   
第2章 地銀連携の展開(1)   
―取引先を対象とした有料コンサルティング専門チームの共同設置   
1 地銀によるコンサルティングの重要性   
2 対象先とテーマに基づく九つの分類   
3 地銀によるコンサルティングの現状   
4 コンサルティング業務改善の必要性   
5 「有料コンサルティング専門チーム」共同設置のメリット   
6 有料コンサルティングにこだわる理由   
7 企業のさらなる成長・発展を目指したコンサルティングを   
第3章 地銀連携の展開(2)   
―融資判断・営業推進に資する産業調査専門チームの共同設置   
1 地銀における融資審査   
2 いま、産業調査が注目を集める理由   
3 地銀連携による産業調査の必要性   
4 予想される危惧ならびに反対の声   
5 “地銀らしさ”の発揮   
6 営業推進上の有効的活用   
7 「よきパートナー」であるからこそいえること   
第4章 地銀連携の展開(3)   
―ビッグデータを使ったマーケティングモデルの共同開発   
1 サイレントマジョリティー   
2 腕利きテラー   
3 有機的な融合   
4 「気づき」「見立て」「定石」   
5 イベント・ベースド・マーケティング(EBM)   
6 具体的なEBMの流れ   
7 効果的なEBM   
8 地銀連携の必要性   
9 地銀連携のメリット   
10 強固な営業基盤構築を目指して   
第5章 地銀連携の展開(4)   
―地銀共同センターを活用したビジネスマッチングの実施   
1 「情報」の意味   
2 職人芸としての情報マッチング   
3 なぜ情報マッチングはむずかしいか   
4 システマティックな情報マッチング   
5情報の絞り込み   
6 「相手方」の検索   
7 地銀連携の威力   
8 具体的な連携の仕方   
9 取引先の事業拡大による共存共栄へ   
第6章 地銀連携の新たな「魅力づくり」を目指して   
―連携はそれぞれの地銀の多様性を高める   
1 地銀の「強み」とは?   
2 地銀の「弱み」(1)――専門的機能   
3 地銀の「弱み」(2)――データ量   
4 地銀の「弱み」(3)――教育機会   
5 「地銀連携」がなぜ必要なのか   
6 別の「切り口」からみた地銀連携の分類   
7 地銀連携の新たな「魅力」