グローバル金融規制の潮流

ポスト金融危機の羅針盤

グローバル金融規制の潮流

定価:3,080円(税込)

編・著者名:中空麻奈・川崎聖敬 著

発行日:2013年12月27日

判型・体裁・ページ数:A5上・276ページ

ISBNコード:978-4-322-12387-6

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

TOO BIG TO SAVE!  バーゼルIIIでは無理!!   
同じ過ちを繰り返さないための海外金融規制を網羅!!!   
なぜ、今、金融規制強化なのか? その答えがわかる!   
自国のグローバルな金融機関の経営破綻を回避すべく、バーゼルIIIの基準値を超える資本強化目標策が実施・検討されている主要各国の新たな金融規制の内容をバーゼルIIIに言及しつつ、わかりやすく解説するとともに来るべきバーゼルIVの姿を大胆に予測する。   
バーゼルIIIを超える主要国の規制を詳解!   
米国のドッド=フランク法、英国のリングフェンス、EUのCRDIV、スイスのプログレッシブ・コンポーネントの規制内容について最新の立法・行政動向をもとに詳解した待望の実践書。   
金融規制の歴史認識に立脚した新たなビジネスモデルを構築   
金融規制の意義について歴史的な考察をふまえ、事後規制から事前規制に転換する監督当局に対応し、高度なリスクマネジメントに裏付けされた金融市場関係者による新たなビジネスモデルの構築の動向を、豊富なデータを用い多角的に分析・解説し、今後の金融機関経営の方向性を示す。   
金融機関の企画担当者必読   
金融機関の市場部門をはじめ各企画担当者、行政担当、コンサルタント、弁護士、会計士、学者および金融機関就職を目指す大学生必携。   
●主要目次●   
Chapter 1 金融規制と経済成長   
1 歴史的振り返り(年代別)   
2 金融破綻と規制強化   
3 クレジットサイクルと規制動向   
4 規制強化のきっかけは万国共通   
Chapter 2 金融規制の意義づけ   
1 預金封鎖と金融規制   
2 規制の二側面構造   
3 画期的なバーゼル規制   
4 バーゼルIIからバーゼルIIIへ   
Chapter 3 金融規制を別の切り口でとらえる   
1 事前規制   
2 事後規制   
3 事前規制と事後規制の新展開   
4 グローバルな破綻法制の整備に向けて   
Chapter 4 グローバル規制の潮流   
1 概  観   
2 バーゼルIII   
3 ドッド=フランク法とボルカー・ルール   
4 CRDIV   
5 PLAC/リングフェンス   
6 プログレッシブ・コンポーネント   
Chapter 5 規制と銀行行動の変化   
1 Tier1比率の目標達成   
2 資本比率と銀行信用力の見方   
3 Coco債発行ニーズの高まり   
4 流動性カバレッジ比率の改善   
Chapter 6 期待をこめて   
1 2019年までは規制強化の流れ   
2 金融機関が株式会社である意味