金融機関役席者のための高齢者応対 相続・事務手続の基本

金融機関役席者のための高齢者応対 相続・事務手続の基本

定価:2,090円(税込)

編・著者名:栗嶋昭好

発行日:2014年04月30日

判型・体裁・ページ数:A5並・232ページ

ISBNコード:978-4-322-12366-1

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

トラブルになりやすいシニアとの応対で必須知識である後見人制度の仕組み・実務対応や相続手続の特有の注意事項をわかりやすく解説!!
高齢者に対する“おもてなし”の基本を習得   
判断能力の劣ってきている高齢者に対する窓口応対の“おもてなし”の基本と業務知識が満載の実務書!   
後見人制度の仕組みを理解する
利用者がふえてきている後見人制度の仕組みはもちろん、実際の応対での注意事項について現場の役席者として必要な実務的知識をわかりやすく解説。   
役席者としてトラブル防止のための対応を示す
認知症の高齢者との日常取引や相続事案の取引でのトラブル事例から問題点を整理し未然防止に即役立つ。   
現場で役立つ公的資料を多く掲載
後見人制度手続(後見・保佐・補助)に必要な各種公的書類・書式・証明書をはじめ相続時にトラブルにならないために必要な各種公的資料を収録。   
●主要目次●   
第1章 高齢顧客、判断能力に問題のある顧客との取引   
 I 成年後見制度を利用していない認知症等の顧客との取引   
1 認知症等の顧客に対する基本的な取組姿勢/2 成年後見制度を利用していない認知症等の顧客との具体的な取引方法/3 社会福祉協議会による日常生活自立支援事業の利用   
 II 成年後見制度を利用している認知症等の顧客との取引(基本事項)   
1 成年後見制度の基本的事項/2 成年後見制度の成立/3 成年後見制度の内容/4 成年後見制度の利用申立て、審判その他/5 成年被後見人等の資格制限/6 成年被後見人等の登記/7 外国人の成年後見制度の利用/8 成年後見、保佐、補助の終了および変更/9 その他   
 III 成年後見制度を利用している認知症等の顧客との取引(具体的な取引方法)   
1 成年後見人との預金取引/2 保佐人、被保佐人との預金取引/3 補助人、被補助人との預金取引/4 任意後見人との預金取引/5 制限行為能力者かどうかの確認方法および協同組織金融機関における出資申込みの可否   
第2章 相続の手続   
 I 相続発生時の対応および留意点等   
1 相続の開始/2 相続人等からの徴求書類等の一覧表の作成/3 相続人から各種証明書等の交付依頼があった場合の対応/4 相続関係書類の使用印鑑/5 金融機関が関係する相続   
 II 相続手続時における全般的な注意事項   
1 相続手続全般/2 相続財産に含まれるもの、含まれないもの/3 相続人に関する注意事項/4 外国人の相続/5 戸籍に関する事項/6 各種資料、書類等の原本による確認   
 III 具体的な相続手続   
1 相続人が1名の場合の手続/2 遺産分割協議前の法定相続人等全員への払戻し/3 遺産分割協議書による手続/4 遺言書による手続/5 相続人不存在の場合の手続/6 限定承認があった場合の手続/7 預金の相続人を確定(確認)できない場合の手続/8 家庭裁判所の調停、または審判による場合の手続/9 少額の相続預金の特例による相続手続/10 葬儀費用の払戻請求があった場合の手続/11 遺産分割協議が整わない時点で共同相続人のなかの1名から自分の法定相続分の預金の払戻請求があった場合の対応/12 その他の注意事項/13 相続関係書類の保管   
第3章 トラブル事例集   
 I 認知症等の顧客   
ケース1 認知症等の顧客との取引/ケース2 認知症等の顧客の家族との取引/ケース3 老人ホーム等への入所顧客の代理人との取引/ケース4 渉外係担当の認知症等の顧客の息子からの申出/ケース5 高齢で認知症気味の顧客からの預金担保借入れの申込み/ケース6 預金者の長男の妻からの苦情/ケース7 委任状の真贋/ケース8 振り込め詐欺の疑い/ケース9 来店しなくなった高齢女性顧客/ケース10 高齢女性顧客への窓口係の何げない一言   
 II 相 続   
ケース1 被相続人の取引有無の確認/ケース2 相続人の確認/ケース3 真の預金者と名乗る者からの定期預金解約の申出/ケース4 本人以外への支払い/ケース5 特別縁故者からの申出/ケース6 葬儀費用の支払い/ケース7 他人名義の預金/ケース8 相続手続終了後の対応/ケース9 貸金庫/ケース10 相続の届けの設定   
【巻末資料】公的各種資料、書式、証明書等見本一覧