倒産処理と弁護士倫理

破産・再生事件における倫理の遵守と弁護過誤の防止

倒産処理と弁護士倫理

定価:3,960円(税込)

編・著者名:日本弁護士連合会倒産法制等検討委員会編

発行日:2013年07月22日

判型・体裁・ページ数:A5横・368ページ

ISBNコード:978-4-322-12361-6

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

「思わぬ落とし穴」を避けるために   
◆破産・再生事件における弁護士倫理の基本的視座をQ&A方式で解説提供   

◆重層的な利益相反関係の分析、弁護士報酬、依頼者への説明義務など、類書にはない論点を多数収録   

◆倒産事件に関わる弁護士必携の1冊!   

●目  次●   
序 章  倒産処理と弁護士倫理の基本的視座   
Q 倒産処理事件に携わる際に、どのような視点を基本にして弁護士倫理などを考えるべきですか。(須藤英章)   
第1章 破産申立て   
Q1 破産申立ての相談、依頼を受ける際の留意事項(森 晋介)   
Q2 受任に先立つ説明の内容と方法(木村裕二)   
Q3 報酬額取決めの際の注意事項(富永浩明)   
Q4 報酬受領の際の注意事項(佐口裕之)   
Q5 受任通知の発送(阿部弘樹)   
Q6 依頼者の否認対象行為への対応(石岡隆司)   
Q7 破産申立前の資産処分(森 晋介)   
Q8 迅速着手、破産管財人への引継ぎ(佐藤順哉)   
Q9 過払金の取扱い(和田聖仁)   
Q10 労働者への対応(西脇明典)   
Q11 辞 任(石岡隆司・森 晋介)   
第2章 破産管財   
Q1 コンフリクト(矢吹徹雄)   
Q2 破産者からの引継ぎ、情報入手、資産の確保に際しての留意事項(桑田博正)   
Q3 資産の種別に応じた管理上の留意事項(伊藤 尚)   
Q4 資産管理に際しての留意事項(伊藤 尚)   
Q5 資産換価に際しての留意事項一般(瀬古智昭)   
Q6 資産換価に際しての職務の公正(中村隆次)   
Q7 不動産の売却(岡 伸浩)   
Q8 動産の売却(岡 伸浩)   
Q9 資産の廃棄(上野 保)   
Q10 破産財団からの「放棄」(上野 保)   
Q11 担保権者との関係(小畑英一)   
Q12 動産売買先取特権者との関係(平岩みゆき)   
Q13 債権調査手続における過誤防止(深山雅也)   
Q14 未払賃金立替払制度に関する留意事項(八木 宏)   
Q15 配当に際しての過誤防止(三森 仁)   
Q16 財団債権の支払、納付(吉川 武)   
Q17 租税関係の処理(深山雅也)   
第3章  通常再生   
Q1 申立ての受任(1)(多比羅誠)   
Q2 申立ての受任(2)(小林信明)   
Q3 申立ての受任(3)(進士 肇)   
Q4 民事再生申立ての報酬の定めに関する留意事項(小倉純夫)   
Q5 申立ての準備段階(平岩みゆき)   
Q6 申立てと情報管理(進士 肇)   
Q7 申立て直後にするべきこと(木内道祥)   
Q8 再生手続開始決定後に生じた問題(中森 亘)   
Q9 申立代理人の職務と守秘義務、利益相反に関する留意事項(長屋憲一)   
Q10 申立代理人が手続に不慣れな場合(黒木和彰)   
Q11 再生手続の税務(黒木和彰)   
Q12 再生計画認可決定確定後の申立代理人の職責(高橋和宏)   
Q13 監督委員の職務に関する留意事項(池田伸之)   
第4章 個人再生   
Q1 手続選択(高木裕康)   
Q2 個人再生における最低弁済額(野村剛司)   
Q3 開始決定までの対応(高木裕康)   
Q4 債権者一覧表と異議の留保(佐藤昌巳)   
Q5 清算価値保障原則と清算価値の算定(野村剛司)   
Q6 否認対象行為の取扱い(野村剛司)   
Q7 再生計画案の履行可能性(石岡隆司)   
Q8 住宅資金特別条項の要件該当性及び手続選択(籠池信宏)   
Q9 住宅資金特別条項の利用の可否(籠池信宏)   
Q10 履行補助(長沢美智子)   
巻末資料   
弁護士法(抜粋)/弁護士職務基本規程/弁護士の報酬に関する規程/債務整理事件処理の規律を定める規程   
事項索引/弁護士職務基本規程条文索引/弁護士法条文索引