ORSA:リスクとソルベンシーの自己評価

保険会社におけるERM態勢整備

ORSA:リスクとソルベンシーの自己評価

定価:2,860円(税込)

編・著者名:新日本有限責任監査法人 編著

発行日:2013年06月27日

判型・体裁・ページ数:A5・264ページ

ISBNコード:978-4-322-12347-0

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

保険会社はいかに自社の中長期リスクを評価し、   
それを意思決定プロセスに組み込むか。   
◆保険会社が将来にわたり財務の健全性を確保していくためには、自らの経営戦略と一体で、すべてのリスクを統合的に管理し、事業全体でコントロールを行っていくことが重要。   
◆海外における保険会社のERM態勢整備およびORSA導入事例、国際保険規制の最新動向を整理。ソルベンシー規制対応上必須のORSA報告実務をいち早く詳解。   
◆ORSAへの対応は、リスク管理態勢を見直す好機。リスク管理を高度化し経営に反映させることで、収益性の向上につなげることが可能。保険会社のリスク管理部門担当者等、必読の書。   
●主要目次●   
第1章 保険会社ERMと保険IFRSに関する規制動向   
1.1 ERMに関する近年の国内の保険監督規制の潮流   
「ソルベンシー・マージン比率の算出基準等について」報告書/平成20事務年度 保険会社等向け監督方針/「保険検査マニュアルの一部改定」(2009年)/平成21事務年度 保険会社等向け監督方針/ソルベンシー・マージン比率の見直し/経済価値ベースのソルベンシー規制の導入に係るフィールドテスト/保険検査マニュアルの一部改定(2011年)/保険会社に対するERMヒアリングの結果について   
1.2 保険IFRSの動向   
保険契約に関するIFRSの現状と今後のスケジュール/経済価値ベースのソルベンシー規制とIFRS第4号フェーズII   
第2章 リスクとソルベンシーの自己評価(ORSA)のフレームワーク   
2.1 ORSAに関する規制の概要   
保険会社にとってのORSA/IAISが定めるORSAに関する規制/欧州におけるORSAに関する規制の概要および動向/米国におけるORSAに関する規制の概要および動向   
2.2 リスク評価と内部モデル   
リスク評価に関する論点/内部モデルに関する論点   
2.3 将来予測をふまえたソルベンシー評価(継続性分析)   
第3章 ORSAに関する取組みおよび動向   
3.1 国際的なORSAの取組状況   
欧州におけるソルベンシーII対応としてのORSAへの取組み/ロイズの取組状況/各国の規制の動向   
3.2 わが国のORSA取組状況   
第4章 ORSA報告書の検討と取組状況   
4.1 ORSA報告書の基本構成   
ORSA報告書に含める項目について/ORSA報告書の作成頻度/ORSA報告書の報告先/ORSA報告書の提出期限/臨時ORSA報告書   
4.2 先行保険会社グループにおける取組状況   
先行保険会社のORSA報告書の構成例/ORSA報告書のボリューム/各構成項目についての記載内容/グループORSA報告書/臨時ORSA報告書/ORSAポリシー/ORSAにおける役割および責任/記載内容についての考察   
第5章 ORSA導入における今後の課題   
5.1 ERM態勢整備への影響と今後の課題   
保険ERM態勢整備へのアプローチ/ORSAを活用したERM態勢整備   
5.2 保険会社経営への影響と今後の課題   
規制および会計の動向/金融危機の教訓・反省/ERMフレームワーク/企業文化(リスク・カルチャー)/意思決定への活用   
第6章 参考資料   
6.1 EIOPAのORSA最終報告とNAICのガイダンス・マニュアルの参考訳   
6.2 EIOPAのORSA最終報告   
6.3 NAIC ORSAガイダンス・マニュアル