KINZAIバリュー叢書 現論・信用金庫経営

3信金理事長の白熱鼎談!

KINZAIバリュー叢書 現論・信用金庫経営

定価:1,650円(税込)

編・著者名:中村英隆・増田正二・大林重治著

発行日:2013年10月22日

判型・体裁・ページ数:四六並・148ページ

ISBNコード:978-4-322-12331-9

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

◆協同組織金融機関としての矜持を守り、地方・地域経済の活性化に情熱をもって信用金庫経営の原点を体現する理事長3氏の理念と現場での実践事例が満載!   
◆地域のため、地元企業のため、地元住民のために日夜奮闘する地域金融機関役職員にとってぜひとも読んでおきたい1冊!   
 「地方大都市周辺型」「第一次産業型」「地方小都市型」という異なる地盤をもつ信用金庫のトップによる「現場論」。現場に立ち、考え、行動することに勝るものはない。本書には、そうした現場感覚から生まれたユニークな取組みがたくさん紹介されている。   
 経営基盤は異なっていながら三者には共通している熱い思いがある。「地域共生にかける」「地域にとってなくてはならない存在」「そこに住んでよかったと思われるようなお手伝いに徹する」。これは協同組織金融機関である信用金庫の原点であり、そうした姿勢をぶれることなく堅持しておられる三人の経営者に心から敬意を表する。   
 本書は、信用金庫業界の方々にとっては、今後の課題解決に向けた大きなヒントを得られるだろう。読者には、信用金庫が地域の中小企業の発展と、地域住民の豊かな生活の実現と、地域社会の繁栄のために、全力を尽くしている姿をご理解いただけると思う。   

 

全国信用金庫協会会長 大前孝治   
~「発刊に寄せて」より~   
●主要目次●   
プロローグ   
合言葉は「スモール・イズ・ナイス」「利回りより身の回り」   
──さらに新しい切り口で「身の丈金融」を展開する   
〔遠賀信用金庫 前 理事長(現 会長) 中村 英隆〕
ROA、利ざやなどは全国平均の2倍/この天地に暮らす人々との共生を/2つの合言葉を行動指針として/「地域共生店舗」は銀行店舗への「?」の答え/住民の「身の回り」は「暮らしの安心コーナー」で/「足利き」で770万枚をポスティング/無名の2人のアーティストとコラボレーション/4信金で総額31億円の大型協調融資を実現/「一所懸命」を貫きつつ連携を強く/「穂多木神社」のこと、信用金庫とは何か……   
地域経済振興部/企業支援担当/ふれあい相談室の三本柱で「十勝の公共財」として機能する   
〔帯広信用金庫 理事長 増田 正二〕   
本業の収益厳しく有証運用で利益確保/一次産品の付加価値化を「振興部」がリード/農商工連携で「酒文化再現プロジェクト」/三島信金と地域ぐるみの産業連携へ/円滑化法は貸し手側にモラルハザード/顧客目線、エコ目線の新店舗で意識改革/経済合理性だけの合併は信用金庫の本来の姿から乖離する   
「野面積み」の知恵、小口事業性取引に徹し、地域のストーリーづくり   
〔のと共栄信用金庫 理事長 大林 重治〕
小口分散で事業性取引4500先へ/暮らしのお手伝いに徹すること/スピード、スペシャリティ、スモールでゴー/ストーリー性のある商品づくりを/ふるさとのお宝「等伯」を掘り起こす/集金廃止と職域開拓にジレンマ/共栄信金との合併には感謝/全国の信金に連携を呼びかけて観光客誘致へ/「マルコポーロ」で自立型人材を育成   
エピローグ