ふるさと投資のすべて

日本版クラウド・ファンディング入門

ふるさと投資のすべて

定価:1,320円(税込)

編・著者名:赤井厚雄・小松真実・松尾順介 著

発行日:2013年05月23日

判型・体裁・ページ数:A5・124ページ

ISBNコード:978-4-322-12328-9

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

推薦の言葉
志ある個人の資金、地元を愛する企業による「ふるさと投資」は成長戦略には欠かせないスキームである。本書は、「ふるさと投資」の全体像が理解でき、日々の実務に活かせる手引書である!
元金融担当大臣 伊藤達也
成長戦略に欠かせないスキーム・日本版クラウド・ファンディングのモデル
従来の間接金融を補完する新たな金融機能が求められている今日、「ふるさと投資」の果たす役割について、日本の金融システムや経済を取り巻く現状認識を背景に多角的、かつわかりやすく紹介した待望の現代ファイナンス啓蒙書。
地元地域を愛する金融機関職員必読
地元経済活性化に欠かせない地元企業への資金提供や資本強化方法として注目されている「ふるさと投資(地域活性化小口投資)」。地域金融機関と地元企業さらには個人と自治体が連携することで地元経済の再生を図る「ふるさと投資」は、企業ファイナンスの新しい流れであり、金融機関にとって全体像を理解することは必須である!!
志ある資金の有効活用法のすべてが明かされる
志ある個人の資金が、明日の日本を担う企業や将来有望でありながら災害等によるダメージで再建のメドが立たない企業に円滑に供給されるための資金仲介をする「ふるさと投資」の仕組みを、実例をまじえて解説するとともに、今後の可能性を展望する体系的入門書の決定版!
●主要目次●
第1章 日本型金融システムの特徴と課題
1 間接金融と公債への高い依存
2 複線的金融システム構築の必要性
3 地域活性化の視点に立った官民連携の取組み
第2章 不動産・インフラ分野における取組みと方向性
1 背  景
2 都市の成長戦略をめぐる取組み
3 地域金融機関による不動産ノンリコースローン供給
4 公共インフラ分野における新たな取組み
5 今後の検討課題
第3章 ふるさと投資(地域活性化小口投資)の意義と今後の方向性
1 概念と基本的な枠組み
2 今後の課題
3 小口事業投資からインフラファイナンスへの活用可能性
第4章 一般社団法人第二種金融商品取引業協会の今後の取組み
1 二種業協会について
2 ふるさと投資に対する協会の取組み
第5章 ふるさと投資の事例
1 はじめに
2 事例の概況および個別紹介(事例(1) 奥播磨ファンド/事例(2) 丸光食品ファンド/事例(3) 池内タオル/事例(4) 共有の森ファンド2009/事例(5) ヴェルディドリームス2010/事例(6) 黒壁ガラス工房ファンド/事例(7) 音楽ファンド「HIP HOP LEGENDS-6」)
第6章 米国のダブル・ボトムライン投資ファンド
1 米国のDBL投資ファンドの概要
2 DBLファンドの類型
3 DBLファンドの成功要因
4 SROIによる評価
5 まとめ