西日本シティ銀行誕生への道のり
合併は何故成功したか
定価：1,540円（税込）
編・著者名：西日本シティ銀行合併史編纂委員会 編
発行日：2013年05月17日
判型・体裁・ページ数：Ａ５・128ページ
ISBNコード：978-4-322-12324-1
書籍の説明
書籍紹介及び目次抜粋
- 合併の目的達成に向け、いち早く成長軌道を歩み始めた成功事例に学ぶ!!
- ◆合併前夜からの金融情勢をはじめ、経営統合を決断するに至った背景、金融統合で避けて通れないさまざまな課題をいかにクリアしていったか、主要な関係者へのインタビュー延べ45時間などに基づく貴重な記録集。
- ◆新人事制度、旧行が既に持つ強みを組み合わせたビジネスモデルの構築、事務・システムの一本化、重複店舗の統廃合、システム統合など、統合に関する重要事項の手順、手続きを記述。
- ◆企業風土と人材の融和、ガバナンスの強化とリスク管理態勢の再構築、公的資金の返済問題、レピュテーショナルリスク、システムリスクなど主要課題への対応と合併成功の諸要因を整理！
- ◆広く業種を問わず大型合併を企画、実施する関係者にとって必須の書であるとともに、地域社会の発展の役割を担う全国の地域金融機関の幹部職員にとって是非とも読んでおきたい一冊!!
- ●主要目次●
- 第１章 合併前史
- １. 今日の西日本シティ銀行
- （１） 地銀上位クラスの規模・収益力とステイタス
- （２） 確固たる営業基盤
- （３） 地域への貢献
- Column 興産一万人の精神を受け継ぐ経営者賞
- Column 就職先としての人気度
- ２. 旧２行の歴史
- （１） 相互銀行界のリーディングバンク
- （２） 福岡県内３大地銀の不文律「５：３：２」
- Column 博多駅前の発展とともに 両行本店ビル
- ３. 金融環境の激変と不良債権問題
- （１） わが国金融業界の激変の時代
- （２） 両行が直面した不良債権問題
- ４. 経営統合
- （１） 福岡シティ銀行と福岡銀行の提携に向けた動き
- （２） 経営統合に踏み出す
- （３） 一気に合併へ
- 第２章 合併の手順・手続き
- １. 統合戦略委員会を中心とする合併準備体制
- ２. 合併に関する重要事項の決定
- （１） 新銀行のビジョン
- （２） 合併比率
- （３） 新銀行の経営管理体制
- （４） 新銀行の人事制度
- （５） 新銀行の営業ビジネスモデル
- （６） 新銀行の事務・システム
- ３. 統合計画の着実な実行
- （１） 人材融和
- （２） 不良債権の処理
- （３） グループ会社の統合
- （４） 重複店舗の統廃合
- Column 本部機能がひとところに収まるまで
- （５） システム統合
- （６） 合併・システム統合に際してのお客様への対応
- ４. 合併の認可
- Column 合併日を迎えるとき
- 第３章 主要課題とその評価
- １. 主要課題
- （１） 企業風土と人材の融和
- （２） ガバナンスの強化とリスク管理態勢の再構築
- Column こんなに違っていた！ 両行の慣用語
- （３） 公的資金の返済問題
- （４） レピュテーショナルリスク
- （５） システムリスク
- ２. 合併成功の諸要因
- （１） 最適な組合せの選択
- （２） お客様をはじめとする関係者の理解と支持
- Column 合併直後のお客様の期待と不安
- （３） 役職員の団結
- Column OB会までも一つに
- （４） 金融システムの安定
- ３. 合併がもたらした効果
- （１） 規模のメリット
- （２） 人材の厚みとシナジー効果
- （３） ステイタスの向上
- Column よきライバル福岡銀行の存在
- おわりに ～新たなステージへの飛躍に向けて
- 合併を振り返って
- 巻末資料
- 西日本シティ銀行の経営指標推移（平成元年度～23年度）
- 年表（1） 西日本シティ銀行の軌跡と世の中の出来事
- 年表（2） 金融行政と金融業界の主な動き（平成12年～16年）