金融機関 融資コンプライアンス

その融資は法令等遵守違反です 第二版

金融機関 融資コンプライアンス

定価:1,320円(税込)

編・著者名:畠 武彦著

発行日:2012年08月11日

判型・体裁・ページ数:四六版・192ページ

ISBNコード:978-4-322-12129-2

書籍の説明

著者の略歴

1984年中央大学法学部法律学科卒業後、株式会社千葉銀行に入行。営業店、コンプライアンス統括部署の勤務を経て、現在、法務省管轄のサービサー ちば債権回収株式会社(ちばぎんグループ)の上級マネージャー。

書籍紹介及び目次抜粋

◆事例から学ぶコンプライアンス
営業店で起こるコンプライアンス違反の場面をピックアップ。マンガと事例で違反行為を再現しています。改訂にあたり、「第三者の個人連帯保証」「暴排条項」等、最新のトピックスを盛り込みました。
◆何が、なぜ、どうする、が明快
解説部分を「ここが違反!」「なぜ違反?」「とるべき対応!」の3つに整理。事例の何が違反行為なのか、その根拠は何か、どう対応すべきなのか、がスッキリ理解できます。
◆マンガと事例だから3分でわかる
コンプライアンス違反の瞬間をマンガで表現。
違反行為を明確にイメージできるため、シッカリ記憶できます。解説部分はやさしく簡潔に記述していますが、忙しい方はマンガと事例と結論(とるべき対応)を読むだけでOK。3分でひとつの事例がわかります。
●主要内容●
第1章 与信審査とコンプライアンス
ケース1 融資申込先のコンプライアンス態勢
ケース2 融資実行時の債務者実態把握
ケース3 反社会的勢力との取引排除
ケース4 違法営業の疑いがある融資申込み
ケース5 節税スキームへの融資
ケース6 会社法と意思決定機関の確認
第2章 融資条件と稟議
ケース7 見合い預金
ケース8 他の金融機関からの借入れを禁止
ケース9 不当な取引制限
ケース10 融資実行と背任罪
ケース11 融資の斡旋と浮貸し
ケース12 預金取締法と導入預金
ケース13 貸付名義を分散した不当な貸付
ケース14 融資条件の見直し理由
第3章 融資契約の成立
ケース15 融資契約締結時の説明・意思確認
ケース16 保証人の意思確認
ケース17 融資契約書類の代筆
ケース18 融資予約と金融機関の責任
ケース19 基本取引約定書の説明責任
ケース20 重要事項の説明漏れ
ケース21 融資謝絶時の対応
第4章 担保・保証
ケース22 経営に関与しない第三者の保証
ケース23 不動産担保の取得
ケース24 要素の錯誤による連帯保証契約
ケース25 担保物件評価の客観性と正確性
ケース26 マル保融資の免責事由
第5章 融資先との関係
ケース27 融資先からの接待・贈呈
ケース28 融資先企業の経営への不当介入
ケース29 不動産有効活用提案の注意点
ケース30 不動産取引の媒介
ケース31 商号変更と融資
ケース32 厳正な手形発行事務
第6章 債権管理
ケース33 融資取引と期限の利益
ケース34 誤振込金による債権回収
ケース35 法定代位と担保保存義務
ケース36 相続発生時の債権管理
第7章 その他の重要事項
ケース37 金融機関の秘密保持義務
ケース38 情報管理の重要性
ケース39 通報者の処遇と公益通報者保護法
ケース40 公益通報者保護法の通報処理