カード決済業務のすべて

ペイメントサービスの仕組みとルール

カード決済業務のすべて

定価:2,200円(税込)

編・著者名:山本 正行

発行日:2012年05月28日

判型・体裁・ページ数:A5・172ページ

ISBNコード:978-4-322-12122-3

書籍紹介

カード決済の実務が初めてわかった!!
これまで案外知られていなかった、クレジットカードやデビットカードなどの決済の仕組みを初めて解明した入門書。
〈本書の三大特色〉
〈その1〉 クレジットカードの発行業務、加盟店業務の基本から、審査、オーソリゼーション、売上データ処理、請求、加盟店への入金、カード会社間の清算までの実務を徹底的に解説。
〈その2〉 国際ブランドの定めるチャージバックなどの取引ルール、不正防止対策など、これまで知られてこなかった国際ブランドの役割・ネットワークを明らかに。
〈その3〉 クレジットカードだけでなく、デビットカード、プリペイドカード、電子マネーなどの新しいカード決済スキームも網羅。さらに、NFCによるモバイル決済もフォローした最新の内容。
クレジットカード会社やシステムベンダーなどの実務家はもちろん、消費者相談に携わる弁護士、相談員、アドバイザーにお薦め。

主要目次

第1章 決済カード業務の概要と実務
1−1 カードビジネスの仕組み
 1−1−1 カード取引を構成するプレイヤー
 1−1−2 カード取引のフロー
 1−1−3 カードの種類
1−2 イシュイング業務
 1−2−1 入会・カード発行業務
 1−2−2 途上与信(モニタリング)
 1−2−3 不正使用対策
1−3 アクワイアリング(加盟店)業務
 1−3−1 加盟店開拓
 1−3−2 加盟店審査
 1−3−3 加盟店管理
 1−3−4 加盟店債権の管理
第2章 カード決済ネットワークの概要と実務
2−1 国際ブランドの仕組みと運営
 2−1−1 国際ブランドとは
 2−1−2 国際ブランドの運営
 2−1−3 国際ブランドの組織
 2−1−4 ビザ、マスターカードのブランド運営
 2−1−5 JCB
 2−1−6 アメックス
 2−1−7 ダイナースクラブ
 2−1−8 中国銀聯
2−2 国際ブランドルール
 2−2−1 例外なきブランドルール
 2−2−2 カードフェイス
 2−2−3 偽造防止用券面細工
 2−2−4 不正防止のためのルール
2−3 国際ブランドプロダクツ
 2−3−1 ブランドロゴ付きペイメントカード
 2−3−2 その他サービス
2−4 国際間の決済ネットワーク
 2−4−1 国際ブランドを介したカード取引の仕組み
 2−4−2 国際ブランドを介したカード処理のフロー
2−5 国際ブランドを支える決済ネットワーク
 2−5−1 国際ブランドの取引の実際
 2−5−2 グローバルATMサービス(PLUS、Cirrus)
 2−5−3 国際デビットカード
 2−5−4 国際プリペイドカード
 2−5−5 国際ブランド取引にかかる手数料
 2−5−6 チャージバック
2−6 国内の決済ネットワーク
 2−6−1 国内カード会社のシステム概要
 2−6−2 情報処理センター
 2−6−3 決済端末
2−7 決済実務の概要
 2−7−1 オーソリゼーション実務
 2−7−2 クリアリング実務
 2−7−3 セツルメント実務
 2−7−4 為替レート
 2−7−5 サードパーティ・プロセッサー
第3章 金融決済用ICカード
3−1 ICカードの概要
 3−1−1 ICカードの種類・規格
3−2 EMVとセキュリティ
 3−2−1 EMV
 3−2−2 EMV仕様
 3−2−3 EMVのセキュリティ機能
 3−2−4 SDAとDDA
 3−2−5 EMV化の課題
 3−2−6 EMV化を支える施策
3−3 少額決済スキーム
 3−3−1 日本独自のローカルサービス
 3−3−2 おサイフケータイ
 3−3−3 国際標準サービス
 3−3−4 GSMAによる標準化活動

著者紹介

山本 正行(やまもと まさゆき)
ヒューレッドパッカード、インテル、マスターカード・インターナショナル(現マスターカード・ワールドワイド)、ビザ・インターナショナル(現ビザ・ワールドワイド)などを経て、現在「山本国際コンサルタンツ」代表、関東学院大学経済学部経営学科講師、社団法人電波産業会・高度無線通信研究委員会特別委員(モバイルコマース部門)、株式会社電子決済研究所取締役などを務める。1987年東海大学工学部電子工学科卒