コンサルティング実務体系

企業ライフステージ別アプローチ

コンサルティング実務体系

定価:4,400円(税込)

編・著者名:日本政策投資銀行 編著

発行日:2012年05月17日

判型・体裁・ページ数:A5・468ページ

ISBNコード:978-4-322-12102-5

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

◆金融機関職員・公認会計士・弁護士・税理士・経営コンサルタントに贈る……企業の創業・新事業開拓期、成長期、経営改善期、事業再生・業種転換期、整理・破綻期、事業承継期、それぞれのステージで求められる金融サービスの実務をわかりやすく詳解!!
◆監督指針に完全対応……コンサルティングの必要性を明記した監督指針に完全対応。企業のライフステージの各段階の特徴を把握しつつ、求められる金融サービスやノウハウを地域金融機関の実情をふまえてわかりやすく詳解。
◆実効性ある地域密着型金融サービスの提供・・・・・・金融機関だけでなく税理士、公認会計士、弁護士、経営コンサルタントにとって地域の中堅・中小企業を支えるために必要な金融サービス・情報を豊富な事例を交えながら示し、まとめた待望の実務書。
●金融力で未来をデザイン●
本書は多くの読者にさまざまな恩恵を与えるだろう。地域金融機関の営業現場は、多くの示唆を与えられてそれぞれの顧客サービスを充実させることができる。本部の企画セクションは、経営戦略や組織改革のヒントを見出す一助とすることができる。
―広島銀行 小池政弘氏の推薦のことばより抜粋―
●最適なソリューションの提案●
伝統的資金仲介機能に先進的ともいえるコンサルティング機能を加え、顧客からみて付加価値の高い金融サービスをワンストップで供給することで、他行と差別化する等の戦略が重要である。
―北日本銀行 石塚恭路氏の推薦のことばより抜粋―
●主要目次●
第1章 創業・新事業開拓期
I 創業・新事業の開拓
1 ベンチャー企業と中小企業/2 事業計画の重要性
II 創業期の資金調達
1 公的助成制度・増資の活用/2 資本政策/3 ベンチャーキャピタルの活用
III 創業期の企業経営
1 会社の機関設計/2 人材の確保/3 外部リソースの活用/4 下請法、独占禁止法の適用
第2章 成長期
I 成長期の企業と金融機関の役割
II 成長期の企業を支える金融機関の支援策
1 管理体制の構築/2 新しい金融手法等の活用/3 グロースキャピタルの活用/4 上場の検討/5 産学連携支援/6 ビジネスマッチング支援/7 海外進出に向けた情報提供等
第3章 経営改善期
I 経営改善を要する企業が抱えている問題点
1 キャッシュフローのミスマッチ/2 事業の赤字/3 債務超過等財政状態の悪化/4 その他の特殊要因
II 経営上の問題の解決に向けてとるべき早期対応
1 バランスシートの調整(負債・債務の圧縮)/2 損益の改善
III 経営改善計画の策定と実行
1 経営改善計画策定のフレームワーク/2 経営改善計画の項目とその概要
IV 経営改善の実例
1 (事例1)減収増益計画―外部環境に適合した損益構造に変化させる―/2 (事例2)組織の強化によるキャッシュフロー改善―目標設定とモニタリングの重要性―
V 金融機関における貸出金の条件変更
1 条件変更の前提条件/2 条件変更の実務/3 モニタリングの実務/4 経営改善計画の効果(いわゆる「実抜計画」)
VI 経営改善期におけるファイナンスの活用
1 メザニン・ファイナンスの活用/2 エクイティ・ファイナンスの活用
第4章 事業再生・業種転換期
I 私的整理
1 私的整理手続/2 財務の再構築
II 法的整理
1 法的整理手続/2 事業譲渡・会社分割/3 DIPファイナンス
III その他
1 ABLファイナンス/2 再生ファンド/3 ターンアラウンドマネージャー
IV 産業再編・業態転換等
1 産業再編とその重要性/2 面的再生・業態転換
第5章 整理・破綻期
I 事業の持続可能性の判断と顧客説明
1 監督指針/2 事業の持続可能性の判断/3 顧客説明
II 事業継続が困難な場合の債務整理方法
1 破産手続/2 特別清算/3 私的整理/4 その他
第6章 事業承継期
I 事業承継の選択肢の整理
1 何を、だれが引き継ぐのか/2 どうやって引き継ぐのか(選択肢の整理)/3 事業承継のプロセス
II 事業承継におけるツール
1 利用できるツールの整理/2 各ツールの解説
III 株式の評価
1 企業価値評価の目的/2 第三者との取引目的の評価/3 税務上の評価
IV ケーススタディ
1 A社のケース/2 B社のケース/3 C社のケース