KINZAIバリュー叢書 マイナンバー

―社会保障・税番号制度―課題と展望

KINZAIバリュー叢書 マイナンバー

定価:1,760円(税込)

編・著者名:森信茂樹・河本敏夫著

発行日:2012年02月22日

判型・体裁・ページ数:四六・208ページ

ISBNコード:978-4-322-11969-5

書籍の説明

著者の略歴

〈著者紹介〉
森信 茂樹(もりのぶ しげき)
中央大学法科大学院教授、ジャパン・タックス・インスティチュート所長、東京財団上席研究員。政府税制調査会専門家委員会特別委員。
著書:『日本の税制 何が問題か』(岩波書店)、『金融所得一体課税の推進と日本版IRAの提案』(金融財政事情研究会・編著)、『給付つき税額控除』(中央経済社・共著)、『抜本的税制改革と消費税』(大蔵財務協会)、『日本が生まれ変わる 税制改革』(中公新書ラクレ)、『わが国所得税課税ベースの研究』(日本租税研究協会)、『日本の消費税』(納税協会連合会)、ほか多数。
河本 敏夫(かわもと としお)
株式会社NTTデータ経営研究所 産業コンサルティング本部 マネージャー。
2003年早稲田大学政治経済学部卒業後、総務省入省。電気通信事業分野における競争政策立案、日本郵政公社民営化に伴う制度設計等に携わった後、転出。株式会社NTTデータ経営研究所に入社。税・社会保障分野に関する調査研究・政策提言に多数従事。著書:『金融所得一体課税の推進と日本版IRAの提案』(金融財政事情研究会)

書籍紹介及び目次抜粋

マイナンバーの導入で何がどう変わるのかを、スペシャリストがわかりやすく解説し、番号制度を活用した新しい社会モデルを鳥瞰する。
◆2011年6月30日、政府・与党の社会保障改革検討本部により「社会保障・税番号大綱」が決定・公表された。
◆現在議論が進展している「社会保障と税の一体改革」の具体的な制度設計において、番号制度(マイナンバー)の理解は不可欠。
◆番号制度(マイナンバー)の導入によって期待される「公平な社会」「効率的な行政」「効果的な政策」の具体的な中身を吟味するとともに、今後の課題を徹底検証する。
●主要目次●
第1章 社会保障・税番号制度の概要
1 社会保障・税番号制度(マイナンバー)の概要
2 意義と理念、スケジュール
3 番号制度を活用して何ができるようになるのか
第2章 社会保障・税番号制度に関する検討の経緯
1 番号をめぐる3つの議論
2 納税者番号の議論
3 社会保障番号の議論
4 国民IDの議論
第3章 社会保障・税番号の検討課題
1 総論―残された課題―
2 プライバシー保護対策
3 番号の民間利用について
4 税務面での所得把握の向上
第4章 番号制度を活用してつくる新たな社会
1 番号制度を活用した新たな税制
2 税と社会保障の一体改革―給付付き税額控除―
3 記入済み申告制度の導入
4 e-Taxを活用した自主申告制の導入に向けて
5 金融所得一体課税の推進
6 日本版IRA(個人型年金積立金非課税制度)の創設
7 さまざまな政策税制
第5章 諸外国の番号制度について
1 概  要
2 米  国
3 スウェーデン
4 オランダ
5 ドイツ
6 オーストラリア