Q&A そこが知りたいJA版金融検査のポイント

Q&A そこが知りたいJA版金融検査のポイント

定価:1,320円(税込)

編・著者名:一般社団法人金融財政事情研究会 編

発行日:2011年10月20日

判型・体裁・ページ数:A5・172ページ

ISBNコード:978-4-322-11955-8

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

■「農業協同組合法に定める要請検査に係る基準・指針」の制定により今後、農協の信用事業に対する金融庁検査(3者要請検査)が本格的に実施。
■組合員や利用者、地域社会とともに持続的に発展していく取組みと、それを支える内部管理態勢を自ら確立していく際の参考として、金融検査マニュアルを活用することは効率的。
■金融検査マニュアルの解説にとどまらず、内部管理態勢の整備を農協が創意工夫していく際のポイントや留意点などをできる限りわかりやすく説明。通信講座「JA版金融検査マニュアル実践講座」と連携。
■内部管理態勢の整備を創意工夫していく際のポイントが満載!
■信用事業に携わるすべてのJA職員の方、必読の1冊!
●主要目次●
I 金融検査マニュアルと内部管理態勢
1 総論
Q1 金融検査マニュアルとは何でしょうか。系統金融検査マニュアルとは違うのでしょうか。どのような構成となっているのでしょうか/Q2 内部管理態勢の整備に金融検査マニュアルをどのように活用すればよいのでしょうか/Q3 「内部管理態勢」とは何でしょうか/Q4 内部管理態勢の整備は、どのような視点をもって行うべきでしょうか/Q5 PDCAサイクルによる態勢整備とはどのようなことでしょうか/Q6 PDCAサイクルをどのように回せばよいのでしょうか/Q7 リスク・フォーカスの検査とはどのようなものでしょうか/Q8 「重要なリスク」か否かはどのように判断すればよいのでしょうか/Q9 プロセス・チェックとは何でしょうか
2 経営管理(ガバナンス)態勢
Q10 経営管理(ガバナンス)態勢では何が重要でしょうか/Q11 経営計画が金融検査で重視されるのはなぜでしょうか/Q12 「内部管理基本方針」という名称の方針を、「内部統制システムに関する基本方針」とは別に、新たに策定する必要があるのでしょうか/Q13 内部監査態勢を整備する際のポイントは何でしょうか/Q14 監事監査は内部管理態勢においてどのような位置づけなのでしょうか。監事監査の事務局を内部監査部門の職員が兼務していることは問題ないでしょうか
3 金融円滑化編
Q15 金融検査マニュアルの「金融円滑化編」とは何ですか/Q16 金融円滑化管理においては、利用者への対応として何が重要でしょうか/Q17 融資業務では、農協法上どのような行為が禁止されているのでしょうか。また、優越的地位の濫用と誤認されないため、どのようなことに注意が必要でしょうか/Q18 住宅ローンでは、金融円滑化管理としてどのようなことに注意が必要でしょうか
4 リスク管理等編
Q19 「リスク管理等編」はどのような構成になっているのでしょうか。それぞれの態勢で管理すべきリスク等は何でしょうか
II 法令等遵守態勢
1 全般
Q20 コンプライアンスとは何でしょうか。法令を守るだけでは不十分なのでしょうか/Q21 法令等遵守態勢とは何でしょうか。態勢整備に際して重要なことは何でしょうか/Q22 コンプライアンス・マニュアルの策定で注意すべき事項は何でしょうか/Q23 コンプライアンス研修の実施は回数が多いほどよいのでしょうか
2 不祥事件の防止
Q24 不祥事件防止態勢におけるポイントとしてどのようなことがあげられるのでしょうか/Q25 不祥事件が判明するたびに再発防止策をいろいろと講じてはいるものの、効果があがっていません。どうすればよいのでしょうか
3 金融機能の不正利用の防止
Q26 マネー・ローンダリングの防止として、金融機関としてはどのような取組みが求められているのでしょうか/Q27 反社会的勢力との関係遮断態勢におけるポイントは、どのようなことでしょうか
4 法令等遵守態勢の改善・強化
Q28 支店現場において管理施策の実施が形骸化してしまっており、改善を促しても一向によくなりません。コンプライアンス統括部署や経営陣としては、何をどうすべきなのでしょうか
III 利用者保護等管理
1 総論
Q29 利用者保護等管理と法令等遵守態勢やリスク管理態勢とは、どのような関係なのでしょうか
2 利用者説明管理
Q30 貯金取引では、利用者説明管理としてどのようなことに注意が必要でしょうか
3 利用者サポート等管理態勢
Q31 「相談・苦情等」が利用者サポート等管理責任者にきちんと報告されるようにするには、どのような施策が考えられるのでしょうか
4 利用者情報管理態勢
Q32 利用者情報管理では、個人情報保護法に基づく情報管理を行っているだけでは不十分なのでしょうか
5 外部委託管理態勢
Q33 業務を外部委託している場合の管理については、利用者保護等チェックリストとオペレーショナル・リスク管理態勢の確認検査用チェックリストの両方に記載があり、どのように整理すればよいのでしょうか
6 利益相反管理態勢
Q34 利益相反管理とは、何をどのように管理することでしょうか
IV 信用リスク管理態勢
Q35 金融検査マニュアルでは信用リスクをどのように定義しているのでしょうか/Q36 信用リスク管理について、理事や理事会にはどのような役割と責任があるのでしょうか/Q37 「信用リスク管理方針」「信用リスク管理規程」とは、どのようなものでしょうか/Q38 信用リスク管理のためには、どのような組織態勢を整備する必要があるのでしょうか/Q39 信用格付制度の整備では、どのようなことに注意が必要でしょうか/Q40 「クレジット・リミット」とは何でしょうか/Q41 信用集中リスク管理は、どのように行えばよいのでしょうか/Q42 問題債権はどのような管理が必要でしょうか
V 資産査定管理態勢
Q43 資産査定管理態勢の整備として、どのようなことが必要でしょうか/Q44 自己査定について説明してください/Q45 「債務者区分」「債権区分」「分類」について説明してください/Q46 分類対象外債権とは何でしょうか/Q47 担保や保証による調整とは何でしょうか/Q48 優良担保・優良保証等とは何でしょうか/Q49 担保評価で留意すべき事項は何でしょうか/Q50 貸出条件緩和債権について説明してください/Q51 住宅ローン等に適用される「簡易な基準による分類」とは、どのようなものでしょうか/Q52 系統金融検査マニュアル別冊[農林漁業者・中小企業融資編]とは、どのようなものでしょうか/Q53 償却・引当について説明してください
VI その他のリスク管理態勢
1 市場リスク管理
Q54 信用事業では、どのような市場リスクの管理が必要でしょうか
2 オペレーショナル・リスク管理
Q55 事務リスク管理態勢では、どのような点に留意が必要でしょうか/Q56 システムリスク管理態勢の整備としてどのようなことを行うことが重要でしょうか/Q57 「その他オペレーショナル・リスク」としてどのようなものを管理すればよいのでしょうか