企業審査とリスク・マネジメント

与信管理強化、粉飾決算防止の処方箋

企業審査とリスク・マネジメント

定価:2,420円(税込)

編・著者名:末松義章 著

発行日:2011年10月17日

判型・体裁・ページ数:A5・188ページ

ISBNコード:978-4-322-11926-8

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

半世紀にわたる
信用リスク・マネジメントの歴史から
与信管理の考え方や実務を学ぶ!
◆金融機関や企業の審査、リスク管理、内部監査部門の担当者にとって必読の書!
◆監査役、経営者、営業マン、審査マンが守るべき「掟(=約束事)」を紹介。外部からのチェックポイントとしても活用が可能。
◆日米比較によるおもな粉飾事件と内部統制の変遷から監査体制の課題まで体系的にわかりやすく解説。
◆日本における大型の粉飾決算事例をもとに粉飾のパターンを整理し、それぞれの傾向を分析!
●主要目次●
序  リスク・マネジメント総論
はじめに
序 章 リスク・マネジメントの概念
第1部 信用リスク・マネジメント(与信管理)
第1章 信用リスク・マネジメント(与信管理)にみるリスク・マネジメント
1 はじめに/2 事故は人災/3 職業倫理について─掟=約束事─
第2章 信用リスク・マネジメント(与信管理)における定性分析の概要
1 はじめに/2 内部情報/3 外部情報
第3章 信用リスク・マネジメントにおける事例紹介
1 親子間のサンドイッチ取引への介入を回避/2 図らずも担保依存取引となり大きな焦げ付きが/3 審査を無視して取引開始した会社が倒産/4 社長の人柄を信頼して融資を実行
第2部 粉飾決算防止の観点からのリスク・マネジメント(内部統制)
第4章 日米比較によるおもな粉飾事件と内部統制の変遷
1 戦前(1945年以前)のおもな動向/2 戦後(1945年)から昭和50年(1975年)頃までのおもな動向/3 昭和50年(1975年)から平成2年(1990年)頃までのおもな動向/4 平成3年(1991年)以降現在まで
第5章 粉飾防止のための内部統制と監査体制の課題と変遷
第6章 内部統制の基本的考え方─基盤としての経営者の倫理観・誠実性
1 内部統制について/2 職業倫理の重要性/3 まとめ
第7章 日本における制度改正の現状
1 はじめに/2 企業統治と内部統制のあり方/3 公認会計士・監査法人の独立性の強化
第8章 違法な粉飾決算に対する法的規制と刑罰
1 はじめに/2 民事責任/3 刑事責任/4 信用失墜行為による懲戒処分/5 内部告発(公益通報者保護法)/6 米国サーベンス・オクスレー(略称:SOX)法との対比
第9章 粉飾決算の事例
1 山陽特殊製鋼の粉飾の実態/2 カネボウの粉飾の実態
第3部 粉飾決算防止に向けて
第10章 粉飾決算防止の方向性
1 監査役・内部監査部門の現状/2 監査役を中心とした監視機能の歴史とその役割の変化/3 企業内自治機能回復のための施策/4 企業外からの監視強化/5 まとめ
第11章 日本の社会・経済秩序の回復のために