動産評価とリレーションシップバンキング

動産評価とリレーションシップバンキング

定価:1,980円(税込)

編・著者名:多胡秀人監修・著 久保田清・尾川宏豪著

発行日:2011年06月29日

判型・体裁・ページ数:四六判・188ページ

ISBNコード:978-4-322-11736-3

書籍の説明

著者の略歴

多胡 秀人(たご ひでと)
東京銀行(現・三菱東京UFJ銀行)、外資系金融機関勤務を経て、平成11年より地域金融・中小企業金融にかかわるコンサルティング業務に従事。平成15年よりアビーム コンサルティング株式会社顧問。平成15年~19年まで金融庁「金融審議会金融分科会第二部会リレーションシップバンキングに関するワーキング・グループ」メンバー。平成19年より内閣府「行政減量・効率化有識者会議 政策金融改革ワーキングチーム」委員。平成22年より金融庁「金融機能強化審査会」委員。平成11年より一橋大学経済学部非常勤講師。地方銀行2行の社外取締役、地方銀行1行のアドバイザリーボードメンバーを務める。
久保田 清(くぼた きよし)
NPO法人日本動産鑑定理事長。昭和24年生。昭和43年埼玉銀行(現りそな銀行)入行。平成元年~11年、あさひ銀行(現りそな銀行)千住、水天宮、神谷町、上野、立川の各支店長を歴任。平成11年、株式会社ドン・キホーテ出向。業務本部長に就任。その後取締役を経て平成19年10月9日退任。平成19年10月10日より現職。
尾川 宏豪(おがわ ひろひで)
野村総合研究所金融システム事業推進部上級コンサルタント。昭和63年慶應義塾大学法学部法律学科卒業、東洋信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)入社。国内営業店にて個人営業・中小企業営業等を経験する一方、本部では、信用リスク管理や経営企画等に携わる。平成18年5月より現職。

書籍紹介及び目次抜粋

動産評価は企業の実態把握であり、企業審査そのものである!
「コンサルティング機能強化」の真髄と要諦がここに、ある。
中小企業金融円滑化法の柱となる「コンサルティング機能強化」はリレーションシップバンキングの本質である中小企業に対する「本業支援」のなかに内包される。本業支援にしてもコンサルティングにしても、基本となるのは当該事業者の「実態把握」である。
本書はこのような視点に立ち、動産評価業務をABLのためのプロセスという段階から早い時点で脱却し、動産評価の本質的な意味を理解し、これを中小企業金融、さらには中小企業経営のために役立てたいとの熱い情熱で長年にわたり動産評価業務を愚直に推進していた人間と、動産評価を短絡的にABLにつなげるだけの風潮に常に批判的な立場をとり続けてきた人間とによるものである。その意味からも中小企業金融、中小企業経営の実態に即した内容と自負する次第である。
胡秀人氏「はしがき」より―抜粋―
◆いま金融機関に求められるのは、企業の実態を十分把握し、そのうえで最適なソリューションを提供すること。動産評価はそのための最大のツール。
◆「強固な顧客基盤の再構築」がまさに金融機関に期待される役割である。本書を通じて動産評価の要諦を知れば、「顧客から期待される役割」を向上させることができる。
◆動産の評価・管理の流れや新流通市場「ReMarket」について詳細に解説。業種別に動産評価・処分のポイントについても事例研究で詳述。今後の中小企業取引の方向性も示す。
◆動産評価のスペシャリストたちが渾身の筆力でまとめ上げた本邦初の動産評価「虎の巻」。
●主要目次●
第1章 動産評価で進化するリレバン
1 「動産評価イコールABL」にあらず!
2 ABLは“劇薬”
3 貸し手も借り手も覚悟がいるABL
4 “動産評価の精緻化”が導き出す新展開
5 金融機関はどうすればよいのか
第2章 動産担保融資と動産評価
1 動産担保融資とは何か
2 動産評価の意義
第3章 動産の評価・管理・処分
1 動産評価鑑定業務の流れ
2 動産評価鑑定業務の実際
3 動産管理業務の実際
4 動産処分業務の実際
第4章 新流通市場と事例研究
1 新流通市場「ReMarket」
2 【業種別】動産評価・処分のポイント
第5章 今後の中小企業取引の方向性
1 動産評価と電子記録債権が中小企業取引を変える!
2 パートナーシップバンキング
3 顧客支援に関するコラボレーション