金融機関のための取引先企業の実態把握強化法

経営計画から企業の本当の実力がみえてくる

金融機関のための取引先企業の実態把握強化法

定価:2,200円(税込)

編・著者名:株式会社アットストリーム 著

発行日:2009年11月13日

判型・体裁・ページ数:A5・200ページ

ISBNコード:978-4-322-11525-3

書籍の説明

著者の略歴

株式会社アットストリーム(@Stream Corporation)
新たなスタイルのコンサルティングを実践すべく、アーサーアンダーセン ビジネスコンサルティングの西日本責任者およびマネジャーを中心に2001年7月に設立。

書籍紹介及び目次抜粋

企業の経営課題についての分析・整理を本業とする経営コンサルタントが、日常行っている企業経営の実態把握手法を、金融機関の法人営業担当者向けに書き下ろした実務ノウハウ書!
「現在をみる」…実態把握には常日頃からのモニタリング活動が必要です。本書では、法人営業における業務環境の実情(実態把握に取り組める時間、担当者数、日常の営業業務)を想定して「詳細すぎず・粗すぎず」のレベルでの実践的な対応方法を提示し、そのチェック項目を各章末に掲載しています。
「過去をみる」…決算書は過去の事業活動の結果であり、現在の状況を表すものです。実態把握には決算書の内容を把握することが当然必要ですが、決算書だけからはみえないことも把握する必要があります。本書では、決算書に現れない事項に関し、「何について」「どのように」取引先に確認していけばよいかについての実践的な対応方法を提示しています。
「将来をみる」…実態把握には、将来のことを把握する必要があります。本書では、取引先の将来の事業展開である経営計画・事業計画や投融資計画に関する情報の把握とその内容の検証についての実践ポイントを提示しています。ひいては「経営改善計画」の検証にも役立つこととなります。
取引先に経営計画書の作成を依頼する際や取引先の経営計画を検証する際の参考として、一般的な経営計画書の体系ならびに記載項目を整理した経営計画書ひな型を巻末に掲載しています。
●主要目次●
第1章 取引先の経営実態把握の全体像
1 経営実態把握の目的
2 経営実態把握の全体像
3 各章の概略内容
4 経営実態把握の現実的な推進ステップ
5 取引の段階と本書各章の利用方法
第2章 企業概況の把握
1 企業の全体像の把握
2 経営管理体制の把握
3 過去・現在の経営成績の分析上のポイント
4 経営計画の把握
5 経営計画の実行管理の体制・仕組みの把握
6 取引先との関係づくりについて
第3章 外部環境の把握
1 外部環境把握の目的
2 業界動向の把握
3 市場概況の把握
4 SWOT分析
第4章 成長戦略の確認と蓋然性の検証
1 成長戦略の確認
2 成長戦略の蓋然性の検証
第5章 売上計画の蓋然性の検証
1 売上の構造展開
2 計画管理体制
3 売上計画と投資計画
4 売上計画と人員計画
5 売上計画と在庫計画
第6章 費用計画・原価低減計画の検証
1 よくみられる課題
2 費用・原価低減計画の甘さを見抜く
3 費用・原価のさらなる低減余地を探る
4 費用計画・原価低減計画の検証のために
第7章 設備投資と経営計画の関係の確認
1 設備投資計画検証の視点
2 設備投資に存在するリスク要因
3 設備投資の必要性・経営計画への影響の把握
4 設備投資計画の実行能力の検証
第8章 資金計画の検証
1 資金計画の目的
2 資金計画と経営計画
3 資金計画と経営計画の突合せと検証の必要性
4 資金の流れから経営計画を検証する
5 モニタリングの実施
[付録] 経営計画書のひな型
1 付録の目的・使い方/2 全体概念図/3 経営計画の体系/4 経営計画の記載項目の一覧/5 経営計画書のひな型/6 経営計画書からの本書各章の索引