アセット・ベースト・レンディングの理論と実務

アセット・ベースト・レンディングの理論と実務

定価:7,700円(税込)

編・著者名:トゥルーバグループホールディングス株式会社

発行日:2008年07月14日

判型・体裁・ページ数:A5・668ページ

ISBNコード:978-4-322-11198-9

書籍の説明

書籍紹介及び目次抜粋

◆動産及び債権の譲渡の対抗要件に関する民法の特例等に関する法律の施行、金融庁による金融検査マニュアル改訂に伴う動産・債権の一般担保化、経済産業省による推進事業の実施及び「ABLガイドライン」の発出等々、環境が整いつつあるアセット・ベースト・レンディング(ABL)。
◆「日本の企業金融を変えうる」貸出手法であるABLについて、その本質から実践手法、今後の展開までを取り上げ。法律、会計・税務、手法、担保評価はもちろん、発展形としてのABF(アセット・ベースト・ファイナンス)としてファクタリング、エクイップメント・ファイナンス、ストラクチャード・ファイナンスまでを詳解。
◆当初来先駆けとしてABLに取り組んできたパイオニアが総力を結集し、ノウハウのすべてを開陳。
◆金融機関の融資実務担当者にとって必携の1冊。
●主要目次●
第1編 ABLの理論
第1章 企業金融における「アセット」活用の意義
第1節 企業金融における「アセット」の活用/第2節 「アセット」の価値を生かす新たなファイナンス手法/第3節 新たな「アセット」活用の意義を見出すABL/第4節 ABLの次なる展開
第2章 ABLの仕組み
第1節 ABFにおけるABLの位置づけ/第2節 ABLの定義と仕組み/第3節 ABLの本来的手法と実務運用
第3章 ABLの法律
第1節 はじめに/第2節 ABLで譲渡担保制度が利用される理由/第3節 譲渡担保制度とは/第4節 集合動産譲渡担保をめぐる法律関係/第5節 集合債権譲渡担保をめぐる法律関係/第6節 動産・債権譲渡登記制度/第7節 清算、再建のための諸手続における譲渡担保権の処遇/第8節 譲渡担保権設定契約等の作成上の留意事項
第4章 ABLの会計・税務
第1節 ABLに係る会計/第2節 銀行の資産査定におけるABLの取扱い/第3節 ABLに係る税務
第2編 ABLの実務
第5章 ABLの手法
第1節 ABLの定義・主要な形態/第2節 基本ストラクチャー/第3節 案件組成プロセス/第4節 対象資産の特性とアドバンスレートの決定方法/第5節 担保評価/第6節 担保取得/第7節 管理/第8節 案件における信用補完機能/第9節 債務不履行時、経営危機・破綻時の担保処分の考え方/第10節 金融機関の推進体制/第11節 案件事例研究―ABC産業株式会社の場合/第12節 シンジケーション/第13節 「DIPファイナンス」への展開/第14節 今後の課題と展望
第6章 ABLの担保評価
第1節 債権の評価/第2節 動産の評価
第3編 ABLの展開
第7章 ABF
第1節 はじめに/第2節 ABFとは何か/第3節 ABFの類型
第8章 売掛金買取り型(ファクタリング)
第1節 定義・主要な形態/第2節 米国ファクタリング業界からの示唆/第3節 米国型ファクタリングの実務/第4節 基本ストラクチャー/第5節 他の金融手法との関係/第6節 新たな展開
第9章 設備活用型(エクイップメント・ファイナンス)
第1節 定義・主要な形態/第2節 設備の価値の活用/第3節 設備ファイナンスにおける信用補完機能の確保/第4節 リース/第5節 ベンダー・ファイナンス
第10章 大型設備・事業活用型(ストラクチャード・ファイナンスの応用)
第1節 はじめに/第2節 大型設備ファイナンスの特徴/第3節 コーポレート・ファイナンスにおける企業と事業/第4節 ストラクチャード・ファイナンスの考え方/第5節 ストラクチャード・ファイナンスの応用1―大型設備―/第6節 ストラクチャード・ファイナンスの応用2―事業―/第7節 ストラクチャード・ファイナンスの行き着く先
【資料】ABLガイドライン