金融法務事情

2013年12月号 (1984号)

金融法務事情

目次

年末恒例企画 金融法務この1年
2013年 法令・金融業務関係等の動き
全国銀行協会 大野正文
2013年 判例等の動き
弁護士 濱田広道
特別企画 金融機関からの反社会的勢力排除
融資取引からの反社会的勢力排除
――取引の解消に向けて――
弁護士 田中博章/福栄泰三
融資取引における暴排条項の適用と金融機関取締役等の善管注意義務
弁護士 藤田隼輝
反社会的勢力との融資取引解消に向けた具体的取組みについて
――「モニタリング」と「プランニング」――
弁護士 梅本章太/厚地悟/小谷知也
期限の利益喪失後の具体的回収方法と問題点
――回収に伴う利益供与のおそれと特定回収困難債権買取制度の拡充――
弁護士 橋森正樹/櫻井朋子/樫元雄生
【座談会】
デリバティブ取引に関する裁判例を考える(上)
三井住友銀行 浅田隆/弁護士 上柳敏郎/ 東京大学 神作裕之/みずほ第一フィナンシャルテクノロジー 福島良治/ 上智大学 森下哲朗/弁護士・上智大学 和仁亮裕
【論説・解説】
仕組債に関する裁判例の動向と考察
千葉大学 青木浩子
集団的消費者財産被害回復に係る法律の成立と実務上の着眼点
弁護士 足立格/児島幸良
【関西金融判例・実務研究会報告】
通貨オプション取引の販売勧誘に関する説明義務違反・適合性原則違反等
――東京地判平25.2.22――
りそな銀行 臼井徹
■ 金法判例Diges
東京地判平24.8.10
■ 時 論
みずほ銀行と反社会的勢力
弁護士 関沢正彦
■ 金融法務最前線
預金の帰属―古くて新しい問題―
三井住友信託銀行 堂園昇平
■ 連載
銀行取引約定書からみる債権法改正
<第9回・完> 第11条(2)、第12条、第13条、第14条、その他
弁護士 辻岡将基/石川晃啓
金融機関の反社排除への道
<第33回> みずほ銀行の行政処分を踏まえた反社排除態勢と危機管理(2)
弁護士 鈴木仁史
■ 法務余(夜)話
誤表示か偽装か
営業店コーナー
■ 金融判例に学ぶ 営業店OJT〈融資業務編〉
信用保証協会との保証契約と錯誤無効――反社会的勢力排除との関係――
弁護士 中川秀宣/今枝丈宜
■ 実務相談室
代表取締役が死亡した取引先への対応
三井住友銀行・弁護士 水野貴博
■ 保険窓販先へのアフターフォローの勘所
〈第5回〉 解約ニーズと乗換勧誘時の留意点
弁護士 浅井弘章
■ 判決速報
● 支払不能状態にあった会社とアドバイザリー契約を締結したファイナンシャルアドバイザリー会社が、契約に基づき助言を行うに際して負うべき義務の内容
(東京地判平25.7.24)
● 通貨スワップ取引を行っていた当事者が、当事者間の当該取引のもとでの権利、義務および責任は、互いに終了させられ、免責されると定めた終了条項に合意した場合に、金融機関である被告の本件取引に関する損害賠償債務および不当利得返還債務は清算され、消滅したものと認められるか
(東京地判平25.4.16)
● 銀行との間で締結された通貨オプション取引につき、当該契約が販売担当者による詐欺ないし錯誤により締結されたものであり、もしくは公序良俗に反し無効であることを前提とした契約不存在確認および不当利得返還請求、または契約に関する説明義務違反、適合性原則違反等があるとした不法行為・債務不履行に基づく損害賠償の請求がいずれも認められなかった事例
(東京地判平25.2.22)

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