受講対象者
営業店の窓口・渉外・融資担当者、本部の事務・融資・審査・管理・コンプライアンス・営業企画等関連部署担当者
特色
新債権法によって金融実務はどう変わるのか、実務対応の勘所をわかりやすく解説!
- 2020年4月1日に民法(債権関係)の規定を抜本的に見直す改正法(新債権法)が施行されました。改正項目は約200項目に及び、1896年(明治29年)の民法制定後、初めての大改正となりました。
- 本講座では、新債権法によって必要となる実務対応を、「預貯金」「融資」「金融商品販売」等、金融機関の業務分野ごとに、Q&A形式でわかりやすく解説します。
- 各Q&Aの解説部分は、①旧法の規律⇒②新法の規律⇒③実務上の留意点、という構成になっており、旧民法の規律を確認しながら、スムーズに理解することができます。
- 理論と実務に精通した執筆陣により、現場を意識した実務指針を提示します。
ご案内
FP継続学習ポイント(継続教育単位)認定講座
- 一般社団法人 金融財政事情研究会 FP技能士センター正会員継続学習ポイント取得対象講座(6ポイント)
- 日本FP協会 継続教育研修認定講座(AFP:7.5単位、CFP(R):13.0単位) 課目:倫理
分冊構成と主要内容
第1分冊 総論、預貯金、金融商品販売、保証関連、付随業務など
第1章 総 論
- なぜ債権法は改正されたのですか。
- 新設された定型約款規定の全体像はどのようなものですか。
第2章 預貯金
- 定期預金について満期前解約(中途解約)の申出があった場合の対応について、影響はありますか。
- 預金者が普通預金債権を譲渡したと金融機関に通知してきました。この場合、金融機関はどのように対応すればよいでしょうか。
- 預金債権の時効は、どうなりましたか。
第3章 金融商品販売
- 金融商品の購入時に顧客が意思能力を欠いていた場合の規律はどうなりましたか。
第4章 保証関連
- 個人保証の制限について、どのような規律がなされましたか。
第5章 付随業務など
第2分冊 融資、管理・回収
第1章 融 資
- 金銭消費貸借契約を締結したところ、融資を実行する前に、融資予定先の大口売掛先が破たんしたことがわかりました。このような状況でも融資を実行しなければならないのでしょうか。
- 法定利率はどのように変わりましたか。金融機関の融資先に対する利息・損害金の請求にあたり何か相違点はありますか。
- 銀行取引約定書を改定する必要はありますか。
- 売掛債権を担保に取得する場合の実務はどのように変わりましたか。
第2章 管理・回収
- 貸付債権はいつ消滅時効にかかりますか。
- 「預貯金口座への振込による弁済」という規律ができたと聞いたのですが、どのようなものですか。
〈付録〉 民法新旧対照条文